novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

何が10連休なのか、という話

togetter.com

会社のお仕事、というのは当然だけどすべての会社が完全週休二日制でもなければ祝日休みでもない。そもそも法的には休日の定義は週一日だ(が6日間普通に働いてしまうと時間のほうが超過するけど)。

だから、10連休ってのは主にBtoBをやっている会社だったり、作ったらすぐ売る系の休みに需要が高くなるもの「ではない」製造業だったりであってサービス業なんて逆にかきいれ時なわけじゃないですか。

なので、いわゆる10連休が10連休じゃないってだけでブラックなわけでは当然ないよね。だからこの話はどっちが悪いのかこのレベルではわからない。僕なんか金融系のITですけどシステムリリースが無い限り土日祝は基本的にお休みですよ(休日出勤はめったにないし、代休取る)。重大な業務バッチとかは平日にやるし、そもそも夜間バッチ自体減ってきているしね。

ポイントとしては「クライアントが困る」だよな。クライアント元々サービス系の業務でシフトで24365営業してまーすみたいな場合に、サポートとしてこちらも24365で人員張りまーすという契約をしているのであれば当然だけどその会社の業務としてもそうだし、制度としてもそういうクライアントに合わせた仕事の仕方(シフト勤務であるとか、当番であるとかね)があるんだと思うけど、「急に問い合わせがあるかもしれないし」だったら「それ全員が構えてなくてよくね?」だしね。業務とか案件によってこういった話は事情が大きく異なるので5月の連休に旅行しまーすができない会社も当然ありますよ。ただ、どういう会社であれ「長期休暇で旅行します。この期間はヨロシク」ってのが成立しないことはありえないのでそれが許されないんだとしたらまあ現代の基準においてはブラックなんだろうけど。

GWが繁忙期、という会社の話だったらご愁傷様です。でも厄介払いできてよかったんじゃない?
逆のパターンだったら社畜マインド乙、ですな。

改元のシステム改修で慌てるシステム屋は「無能」か

togetter.com

うーん。正直なところ、「システム屋」が今更慌てている、ということはないと思うんだよね。ここ1~2年で改元対応の案件をやった人も多いでしょう。

改元対応って「新元号を仮で設定して対応しておけばいいじゃん」というのは正しいんですよね。んで、平成って30年間あったのですよね。平成元年って1989年であり、まだWindowsが2.0…ようはほとんどの人が使ったことがないレベル、メモリはKバイトの時代、HDDなんて超高価、のところから始まっているわけですから、少なくとも平成の初めに作られたシステムは改元のことなんて考える余地はなかった可能性はあります。え、でも明治~平成の元号を取り扱っているんでしょ?と思うかもしれないけど、新しいデータしか扱わないシステムは平成だけ対応できてれば良かったりしますよね。そうすると、色んな事情で「平成」ってコードに埋まっているシステムが多いわけです。まあ、明治大正昭和平成の入力プルダウンだってハードコーディングされてたりしますよね。

「んなこと言ったって天皇だって急に崩御することあるよね」はいそのとおり。だから和暦そのものが実は社会システムにとっては脆弱性であって、かつ、その脆弱性が放置できないレベルにまで電算システムに組み込まれていくというのが平成の歴史だったわけです。昭和から平成に切り替わった直後何があったかは古老の証言を待ちたい。でも昭和64年とか手書きで訂正とかでなんとかなったんだと思うんだよね。ちなみに硬貨は金型作り終わるまでは新元号の硬貨は発行できませんね。

さて。平成の「当時最先端いま負債」なシステムについては潤沢なお金を掛けるのであれば元号を動的に変更できるようにする対応をやればよいわけですね。あくまでお金があればね。何しろこれは国の制度ですから対応しない訳にはいかない(ので、元号の使用自体を止めてしまう、にかじを切ったシステムもたくさんあると思います。外部と元号でI/Fしていなければそれは可能)。一番怖いのは画面や帳票などのデザイン要素があるところですよね。多少はみ出るとかならともかく盛大にずれたりして。これは「そういう作りにしているのが悪い」というのは流石に酷で、何年前に作ったんだよって話なので。早く決めて欲しいってのはそういう部分を確認する時間が欲しいってのもあるし、ものすごい想定外の事象(前例からするとないと思うが文字数が変わるとか、一般的なものではない漢字を使うとか)が絶対にないと言いきれないから、というのもあります。いずれにしてもこんな話はシステムを実際に握っているお客さんが何は問題、何は問題じゃない、とかをちゃんと切り分けて考えていればそれほど大きな話ではないはずなんだけどなあ。

2019年、決済変革の年

PayPayとかいうポッと出のアプリに負けてなるものかー

というのが昨年の最終回の引きでしたね(何のだ

ここ最近FinTech絡みのお仕事をしているんですが、やっぱりカウンターになる(こっちは既存側)、ベンチャーだったりFinTech企業と言われる人たちを見ているといわゆる品質に対しての認識が非常に甘い。すぐ直せばよいでしょ、と言っているうちに取り返しの付かない被害が出るのが金を握っている側のシステムなんですよね。元々アーリーアダプタ向けのものを作っている人たちのサービスの品質は実はユーザーのリテラシーに依存していることが多くて一般化を進めた結果想定外のクレームや穴が見つかってはい死亡、ということもよくあります。このノリで決済に来られると大変まずいです。

一般的に今まで用いられてきたネットでの決済手段である「クレカ決済」の最大の特徴はすぐに現金が出ていかないことで、これは使いたくない派の人からすると自分の抱えている負債がぱっとわからない、仮に負債があっても手持ちの現金は使えてしまう、みたいなのが気持ち悪いってのはあるんでしょうけど、反面、セキュリティーに問題があったりした場合に起きた事象については(かなりの部分が)クレカ会社のガードが掛かってくれるというメリットはあります。口座直付け決済で現金取られたらそうはいかないからね。

で、こういう話をしていると「早く安くインフラ作らないから日本は世界に」みたいなことを言う人は必ず出てくるんだけど、欧州でもPSD2と言われる規制の枠組みの中で最低限備えるべきルールを策定したりしているわけで、早いものがちのルール無用ではないわけです。

色々と先行しているように思われる中国にしても国や銀行の財産保全能力に信用がない(何かと没収されたり、経済が急成長しすぎて現金の価値が相対的に低い)なかで宵越しの金は持たねーレベルで利便性特化しているという要素が強いと思われます(決済自体も現金そのものではないしね)。

新たな決済手段の確立のためには高度なセキュリティーは避けては通れないものですが、フロント企業側の状況を見ていると、従来の金融機関が考えている網羅的な品質確保を軽視しているように見えるのが最大の不安要素です。だってプロモに100億かけられるわけでしょ?あんなお粗末な穴を残しておくこと自体が信じられないわ。これは金とか速度の問題ではなく姿勢の問題に見えるので、より不安が増すわけです。

今年はいよいよ銀行のオープンAPIを活用した決済システムの構築が本格化すると思いますが、自己の利益を短期的に追求するだけの有象無象ではなく、社会を便利にしてWin-Winだぜという志を持った会社に頑張って欲しいと思いますね。