ここのまとめ（仕事に対するスタンスを知りたい人、特に将来フリーでやっていきたいひとは必見だと思う）を見ていて思うところ。
「やりたいことしかやらない」ってすごく難しい。「やりたいこと」が最初から明確に規定できるってことすら稀だと思う。
大学のサークルやその周辺で一緒だった人の何人かは、プロのミュージシャンより上手いんじゃないか、という人も何人か居た。その中でプロになった人は、食べるためになんだってやり、作った時間で自分のやりたいことを必死になってやっている。プロにならなかった人は「だってやりたいことだけやっているわけにいかないから、本当に好きなものは趣味でやりたい」って言っていたりもした。結局あとからプロになっちゃった人もいるけど。
やりたくないことをやらない、というのはかっこいい生き方に見えるけど、物事に相対するスタンスとしてはある種の逃げでしかない。やりたいことをやるために、それを仕事として一生懸命向き合うか、批判されない趣味の世界にとどめるか（これは逃げとは言わないと思う）、そういう選択。少なくとも、「プロ（業界人といっていいかも）」を名乗るために必要な条件は「やりたいことのためにするべきことはすべてやる」ことの出来る人なんだろうな。
