novtanの日常

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「次の文字は原則として使用できない」のルーツを探す

かつて携帯電話のキャリアメールのアドレスがRFC違反でもOKだったり逆にRFC準拠でもNGだったりという極めてガラパゴス日本を象徴するかのような状況だったという時代が有りましたね。

「メールアドレスのルール」系まとめがそろって間違ってるのでご注意を - 若き JavaScripter の悩み

ちょっと話はそれますが、コメントに「実装がー事情がー」とか書いている人って何読んでるんでしょうかね。「RFCに準拠するとおかしい」と書かれているページがRFCとさっぱり違うことを書いていることに突っ込んでいるエントリなのにね。

さて。

ここで挙げられている「間違い」は当時そんなトラブルで使用できるメールアドレスを制限するサイト(特にECサイト)が多かったことから広まったものでしょう。

でもこの文言の出元を探すのは容易ではないようです。何しろそんな注意書きのあるページなんてほぼ全滅しちゃっています。

見つけた中で一番古そうなのは某織物屋さんのページ。リンクは張りません。

次の文字は原則として使用できない。→  / ! “@ # $ % & ‘ ( ) = ~ | \ ^ : ; * + ? < > , ` [ ] { }
半角スペースは使用できない。
@マークの直前に記号を使ってはならない。
ドット(.)、アンダーバー(_)は2つ以上連続してはならない。
アカウント名(@マークより前)にドット(.)を2つ以上含んではならない。
メールアドレスは記号で始まってはならない。
メールアドレスの文字数は、@マークの直前で64文字以下、アドレス全体で256文字以下でなければならない。

問題視されているまとめの文言と違うのは「メールアドレスの最初の文字は英数字しか使えない。」くらいですね。実質的には同じです。

しかし、他にあんまり見つからないんだよね。色々とWebArchiveも追ってみたけどオリジナルっぽいものは見つからない。昔の各プロバイダーのルールなんてのも発見したけど「次の文字は原則として使用できない」という文言はどこにもありませんでした。

もしかしてさっきの引用元がオリジナル?

もうこの手の問題が本当に問題になることは少ないのでたまたま引っかかったのを使っちゃった感じなんでしょうか。

迷宮入り。