novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

紙の辞書とか本屋とか新聞が好きなのは

これ読んで→子どもの中学入学祝いに敢えて高校生用電子辞書を買ったら教師から電子辞書禁止の通達ががが : I believe in technology
何回も話していることだけど、目的に完全にアダプトしてしまっているツールは遊びの余地がない。どうでもいいことなのかもしれないけど、佐村河内問題が浮上した時の最初の感想は「え、誰それ」であって、僕も世の中のこと知らなすぎるなあと思った次第です。

関心ごとにフォーカスしてしまうと無駄な情報は排除されてしまうけれども、それが本当に無駄かどうかはその時にはわからない。一つのことを深く掘り下げることが得意なのであればそれでもいいけど、僕みたいにムダ知識の塊のような人間が自分の関心ごとばっかり見ているのって同じ情報に繰り返し当たるようなものでやっぱり無駄である。いや元々ムダ知識だって?そりゃそうですがw

退屈な授業の時にパラパラと辞書や副読本をめくって余計なことをどれだけ覚えただろうかと思う。それが電子辞書の場合には何か違う風景だろうなあということは予想がつきます。

amazonじゃなくて本屋に行くのも、新聞を機会があったら読むのも全部そういうことで、きちんとindexされた情報から目的のものを見つけ出すだけではなくて、本当にランダムにものを見せていくという光景はウェブでは広告とまとめサイトしかないのかもしれない。

ありがたいことに、はてブでお気に入りに入れている人の関心ごとは幅広くて、僕であれば絶対にたどり着かないだろう話を拾ってきてくれる。それでも、ニュースではない知識はなかなか得ることが難しい。何かのきっかけてWikipediaにアクセスした場合にはそこで目についた単語をたどっていくということをするようにはしてみている。案外歴史と地理に詳しくなる。

とはいえ、これもインタフェースの問題でしかないのかもしれない。リソースが十分にあれば、1記事1エントリで終わらない電子新聞はできるだろうし、オンラインショップが十分にウィンドウショッピング可能な形になるだろう。

もしかしたら20年後、今のウェブ世代というのはプアなインタフェースの犠牲者と見做されているかもしれないね。