会社は学校じゃないよね

ということを学生のノリで語られてもどうでしょうって話。

１時間教えてもらったとしたら、
自分と先輩の１時間分の給料すべてをもらってる事になる。
そしたらその分死ぬ気で稼げ、と思います。

会社は学校じゃねぇんだよ｜松村淳平のブログ。

こういうのって一見ごもっともな話に見えるんだけど、これこそ「会社」という組織が学生気分で運営されている証拠みたいなものにも見えます。バイトか？みたいな。
バイドじゃない以上、1時間という時間が定量的に稼ぎを生み出すわけがないんですけどね。そして教育は投資です。

なので、そういうノリで「会社」という組織を運営していくと

サイバーエージェントグループの一員として、
21世紀を代表する会社を創るため。
そして、WAVESTを日本を代表する会社にするため。
そのためだけに会社に来ています。

なんていう目的はいつまでも達成できないんじゃないかなって思うわけですよね。もうちょっと単純な話、「俺はこの会社で儲けるぜ！」って話ならわかりますけどね。

学生気分が許せないってのもわかるんだけど、じゃあ「お前ら気合入れろ！！！！」で学生気分じゃなくなるかっていうとそんなわけないじゃないですか。ブログで喚いたところで会社は変わらないどころか「あ、この会社…」みたいな広報になってしまう。これって日本一の会社を目指すって人のやることではもちろんないですよね。戦略が学生っぽい。

礼儀礼節ってのは上辺だけ敬語使って厳しくすることではないんだけどね。

とにかくどうも目指すところのビジョンがよくわからない。一発あてるんならむしろ学生ノリのアンリミテッドな何かのほうが向いているだろうし、堅実に行きたいならベンチャー内のベンチャーみたいな会社じゃないほうがいいだろうし。社長の仕事ってビジョンを示すことだし、それがちゃんとしてないから社員がついてこないんじゃないかなー。

という内情みたいなのをダダ漏れにするブログを書く社長がいる会社ってやっぱり学生ノリに思えてなりませんね。