novtanの日常

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不遇の原因による弱者の非対称性とヘイトの問題について

弱者vs弱者の問題は、救済可能性の問題でもあり、社会の視線の問題でもあるのだろう。

「不遇である」という本人の認識が、何に起因するものであるか。環境であるとか、出自であるとか、能力(生来のもの/後天的なもの)であるとか。あるいは、怠惰によるものであるとか。

自己にしか原因を求められない不遇であっても、人は他者に原因を求めるものである(「俺が認められないのはあいつらの問題」)し、同じような境遇であっても救済可能性が高いような不遇であったり、不遇じゃないのは優遇措置があると誤認しているようなものが、そういった鬱屈の帰結として、ヘイトスピーチの対象になりやすいのではないかと思う。

この手のヘイトは基本強者に対しては向けられづらい。なぜなら、そこは自分がいるはずだった場所であるから(そしてまだそこに立とうという思いだけはあるから)。だから、ヘイトは弱者、あるいは排除に(理不尽であっても)理由が付けられる対象に向けられるのだろう。