novtanの日常

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「日本史なんかより、プログラミングを教えるべき」に潜む資本家の罠

タイトルは釣りです!(3年ぶり5回目くらい

いや、釣りでもないんだけど…

みきてぃーとか何でもSUICAに言いたいのは、「お前らプログラムできんの?」ってことですね。

「日本史なんかより、プログラミングを教えるべき」三木谷浩史氏と夏野剛氏が日本の技術者不足を嘆く | ログミー[o_O]

三木谷:英語化は楽天の英語化であったり、今のTOEFL化とかで、結構うまく世の流れを少しは変えられたかなと思っているので、次はちょっとプログラミング、日本国民のプログラミング力を上げるというプロジェクトを。
夏野:賛成だな。僕はやっぱり中学くらいからやらせるべきだと思う。別に日本史なんか教えなくていいから。

もうね、これね、あれだよね、古きよき「格差社会に」戻りましょう的なあれ。ちきりんが前言ってたのともあんまり変わらないけど、ようは知的レベルの底上げなんてどうでもいいから目先の役に立つ知識や技術を学校で教えろって話で。なんだよ国民のプログラミング力を上げるって。流通(トラック)が人手不足だから大型車の運転力底上げしようぜみたいな?

まあ、明治維新から今に至る近現代の歴史を通じてフラットにある程度までの教養は身に付けることが可能な教育を受けることができるようになったというのは日本という国が成し遂げた偉業ではあるんですよね。特異な環境であったとはいえ。
ただ、あまりに世の中が平準化しすぎちゃったせいで活力がなくなった面は否めないとは思います。皮相的な見方ではもっとも成功した共産主義社会ですからね日本は。
格差ってのはそれを覆すための活力が社会のエネルギーを生んだりするわけで、それが発展的に解消してしまった社会が集団(国)として追われる立場になった時に活力のなさが問題になる、的な話なのかもしれません。

似非社会学ですね。あまり本気にしないでくださいね。

で、プログラミング力の話に戻るとですね。
プログラムってのは本来は高度に専門的な仕事なんですけど、あまりに産業化しちゃったものでここにも格差が生まれてますね。本当に優秀なプログラマーなんてのはそう簡単には生まれないし、育たない。学校でプログラムを教えるのなんて、そうじゃない、産業の歯車としての電脳土方を育成するための教育にしかならないですよ。だってねえ。「プログラム」ですよ。プログラムやっている人はわかると思うけど、プログラムって手段ですよね。公文式ですよ100マス計算ですよ。それ以上のところに到達するのは教育ではないですよ。

ブルーカラーとしてのプログラマーが必要になくなるような産業構造の変革こそが大事なんだけど、こいつらの産業構造改革って

例えばポイントで言うと、今、医者の数が足りないとか言っているじゃないですか。でも足りているじゃないですか。何でかというといわゆる開業医が多すぎて、要はベッド数が足りないんだけど、1軒1軒やっていてみんな9時から5時で、土日は5、6時で学会へ遊びに行ってという生活をしているおやじ。

という現状があるから大病院に勤務することにインセンティブ与えれば楽勝wwwって考えてるレベルだからなー。規制緩和すれば全部解決!みたいな話もしているけどなんか矛盾してますよね。

資本家のポジショントークって面白いですね。