novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

働く目的目標とサラリーマンというものについて

年度が変わったこの時期、気が重いのがいわゆる「目標合意」ってやつですね。うちの会社は厳密な成果主義ではないものの、やはり評価の中で目標を決めて実現に向けて努力していきましょう、というところは大事にしています。でもこれやっぱり面倒くさい。

何が大変かというと、まあ大体7割位の人が「将来のビジョンも短期的な目標もない」という状態だということですね。で、ぶっちゃけ残りの3割の人は目標目的なんて会社のミッションを勝手に理解して勝手に決めて勝手にそれに向かって活動してくれちゃう感じですよね。3割は言い過ぎか。1~2割?

社員として仕事をする、というのは会社に仕事を与えてもらってそれをこなすことだ、と思っている人は結構いると思います。もちろんそれは一つの働き方のスタイルではあるんだけど、仕事っていうか作業ですよねそれと思うことも特にIT(SI)の仕事ではよくあります。

Q「将来どういう仕事がしたいですか?」
A1「うーん今やっていることが精一杯で特にイメージ出来ないんです」
A2「やりたいことも特にないのでこのまま今みたいな感じで働きたいです」
A3「リーダーは大変そうなのでそういうのじゃない方向で頑張りたいです」
なんというかこの一生平社員宣言みたいなのは流行っているんでしょうか。そもそもお金に淡白なんですかね?

一昔前に比べても、こうしたいああしたいという人は減っているような気もするし(そもそもSIerを選択する時点で?)、そういうのを持っている人は人で妙な幻想を持ち続けている(現実を見つめる気がない)ことも多くて。まあ曖昧な話ですが。

斜陽とも見えなくない業界ではあるけど、まだ面白い仕事はたくさんあるし、面白く仕事をやる(=毎日を生きる)ことは全然可能だし、ただ黙々と事務的作業をこなすために本当に会社に入ったの?って思うと寂しくなってしまったりします。

会社としてキャリアパスを提示するのも中々難しい部分はありますが、そんな他人の引いたレールに合わせて毎日を過ごすのは僕はそんなに楽しくないし、お固いSIerに努めていてもいくらでもそうじゃない仕事はできるんだけどそのためにはやっぱり個人として仕事の出来る人にならなきゃならないのは確かです。でも仕事の出来る人になる意欲すらないというのはどうしたらいいのか。

ワークライフバランスという言葉は一時期ライフに重点を置きすぎておかしくなったのだと思っているんだけど、それはワークとライフを妙に独立させたがったもの原因なんだろうな。僕は趣味が大事だから、自らを休日は出勤しなくていい立場に頑張っておいているつもりだし、周りにもそうなってほしいと思っているけど、それでもその人生を維持するために必要なこと(土曜の会議だったりゴルフのコンペだったり)はやるし楽しんでいる。面倒くさい立場で面倒くさい仕事をしているけど、そもそもSIerなんて面倒くさいことを解決するためのお仕事なんだから納得しているし、仕事をやっつけた後のビールは美味い。会社に縛られるのではなく会社をしゃぶり尽くしていきたい。ここまで行くと会社なんて親のすねかじるのと一緒よくらいの気持ちで生きていけると楽しい。

なーんてことを考えると、出社して仕事して帰りますみたいな人はもっともっと人生の大半を過ごす場所を面白くするためのことを考えて欲しいって思っちゃうし、それはそれで重荷になる人もいるんだろうなとは思うものの、やっぱり勿体無いなとは感じてしまうのです。

オチ無し。