novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

大阪都構想住民投票の結果にじたばたしている人がいるのはなぜ?

え、みんなそんなに関心があったの?というくらい話が広がっていますね。推測するに、思ったより結果が拮抗していたことと、決め手が高齢者だった、という点がポイントなんでしょう。

民主主義において高齢者が癌である、という話まで出始めていてうわーってなっちゃうんですけど、それを言い出したらそもそも住民投票で決定するという手法が一種のチートであって、本来であれば間接民主制であるところの議会を説得する正攻法を選べなかったことが問題なわけですよ。もっとも、その議員を決める選挙も高齢者が的ループではあるけど。

住民投票に委ねる、というのは手段としては拙速ではあるし、施策の結果、ポロポロと問題も出てきている橋下市政としてはこのタイミングでなければならなかっただろうというのもわからなくはないんだけど、この結果を受けて政治的な戦略・戦術の問題ではなく、投票した側の人口構成だとか意識だとかそういった問題をクローズアップしようとしている人たちは少なくとも敗北という現実について言い訳をあまりしていないように見える橋下よりもよっぽど格下に見えてはしまいます。

橋下市政そのものについては僕はあまり評価できないと思っているし、それは豪腕というより傲慢といったほうが似合う戦術であるとか、真摯に答えるべき正しいツッコミに向きあわない姿勢であるとか、理解は不要、結果を見よ、とやってみせるのにネガティブな結果(特に民間校長の件は…)には向き合わないところが目的を見失っているように見えたからではあるのです。

全員を満足させる政治なんてものはナンセンスだし、そんなことを期待していたわけじゃないけれども、結局のところ、敵を作る戦術の帰結が今回の結果なのだろうし、もう少し違うやり方をしていたら大阪の改革はもしかしたら、もう少しマシな方向で先に進んでいたかもしれないと思うと残念な部分もあるんだけど、この結果が彼のやり方の限界だった、ということでしかないと思うんですよね。

このことをもって民主主義の現状そのものに疑念を抱くというのは、ちょっとおかしいんじゃないかな。