novtanの日常

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違法パチンコ問題、なんか違う

この件。usami-noriya.blog.jp

煽り文句は凄いけど実際の問題はそういう不正というよりはギャンブルとして成立させるための業界の慣習(警察も黙認)の風向きが変わった結果、黙認部分が杓子定規な話(本来的には正しい話だが)に戻されるとなると色んな事が成立しなくなってさあどうしようって話じゃないかと…

そもそもの話

この話はパチンコ釘問題です。いわゆる当たる部分のスペック(確率であるとか方式であるとか)の問題ではない。じゃあ何かっというと、パチンコって「良い釘悪い釘」で還元率が変わってくるわけです。これは当然の話。なんだけど、実はこれは当然の話じゃなくて、本来釘の状態も含めて検定される、すなわち、良い釘悪い釘という概念はそもそも存在しない。だけどそれだと波もなくただスペック通りの確率で営業するだけになる。必要以上に出なくできなくなるけど出すこともできなくなるってことね。これは「ずれた釘を元に戻す」という名目で暗黙に多少の調整をしていい事にはなっていた。

釘調整取り締まり強化

で、昨今の取り締まり強化の一環として、釘の調整が検定通過時に戻す以外の調整はNGとなる方向で通達されたんですが、実際のところ問題になるのはいわゆるデジパチのデジタルを回すためのヘソの釘(あるいはヘソに入るルートの釘)の問題ではなく、一般入賞口、すなわちごくたまに玉が入って玉が増えるところの釘が「閉まりすぎている」という問題でしたと。この釘が実はスペック通りだとかなり入賞してしまうということらしい。その状態で営業したら店赤字(当然だけど経費こみで客も期待値的には勝ってない)というギャンブルでもなんでもない(最もパチンコは名目上ギャンブルではない)状態になってしまうわけですね。

で、調査して検挙しようとしたら…

ところが、この釘、メーカー出荷時点で既に閉まっているのでした。これで店の責任を問うのは短絡的になってしまう。ということでどうしようってなっているのが現状。

これ真面目に対応したらパチンコ終了ってレベルの話になりかかっているようです。確かに最近のパチンコがギャンブル性高いってのはあると思うんですが、VW並の不正っていうレベルじゃなくてもっと低レベルの部分に問題があるんですよね。まあ別にパチンコなくなっても僕は困らんのですが、パチンコを愛好しているならもうちょっと核心の部分で記事書いて欲しいものです。