こういう問題が発生する職場ってのは実のところ生き残るっているのがたまたまだってことも多いんだよね。
ぶっちゃけこの手の話は「ナレッジ」とはかけ離れたところにある。刃具研磨の話が典型的なんだけど、ようはこれって外注先で言うと年数百万のレベルの「仕事」が存在するってことじゃないですか。これを月給の職人1人に担わせていた会社の構造ってのがそもそも間違いで、そういうビジネスが存在しうることへの嗅覚がない会社だっただけ。とは言え、数千万で成り立っちゃうってことはそれ相応に担い手が少なく、難易度が高い仕事だったってことなので、そう簡単に人が育つものでもない。なので、たまたまコスト削減できていただけだよね。
そもそも失敗からしか学べないのであれば飛行機は絶対に飛ばない（パイロットがみんな墜落死しているから）わけで、失敗しなくても学べることが大事なんだよな。
とは言っても、失敗から学べることは多いし、脳に何かを焼き付けるという点でショートカットになることも多い。なので、失敗を出来るような余裕がある職場の方が長い目で見ると最適化されている可能性はあるんだよね（事務作業とかじゃないかぎり）。
