novtanの日常

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マンガ・アニメの「おかげ」からくるマンガ・アニメ上げはちょっと…

togetter.com

別にね…いいんだけどね…

当然なんだけど、この手の話があるってことは逆パターンのネガティブな影響を受けることもあるということには留意すべき。「規制派に利用されるような話」ってコメントもあるけど、それ自体はこの話が「だからマンガ・アニメは規制すべきではない」というロジックへの反対意見としてしか有効ではないけどね。

気をつけなければならないのはマンガ・アニメの「影響で」犯罪を犯す人は確実にいるだろうってことね。これはマンガ・アニメに限ったことではなくて、他者の思考、経験を外部メディアからインプットされる結果として辿り着く思考や嗜好というのは絶対にある。ようは「読まなければ知ることもなかった」価値観に導かれるということは人生においてわりとポピュラーであるってこと。

だから「マンガやアニメが悪い」という意見には一定の説得力はあるし、それどころか現実の事件の報道だってそうだろうし、国会で国会議員がアホなことを発言していることなんて決定的に影響力がありそうなので、こういった話を一切合切なんとかしようと思ったら文明というものを後退させるしか無いんじゃないか。もちろんそれは非常に馬鹿げたことだ。

この手の話を規制に繋げたがる人(規制に繋がることを危惧する人のことではないよ、念のため)ってのは多分3パターン位いる。何が「正しい」のか確信があって正しくないものを排除したがる人(これが一番愚かで自家撞着的)、人間が理性的で無いことを信じている人(大抵の場合自分は理性的だと思っている点が愚かだが)、一般市民を見下している人(下層市民は政府がコントロールすべき的なやつ)。そう考えると、確かに「マンガ・アニメは人間に影響を与える。良くも悪くも」という事実は都合のいいものになるかもしれない。馬鹿げているけど。

影響があろうがなかろうが、(小説や映画、ドラマと比べて)マンガ・アニメは特別なものではない、というところまでようやくやってきたわけなので、「特にマンガ・アニメは」という枠で語ることはそろそろ終わりにしないといけないのかもしれないし、その点で映画がやっているような一般的な規制というものは受け入れざるを得ない時がやってくる気もしているけど(特に欧米においてはずっとやっていることではあるけど)。