novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

多様性というその口で存在意義を否定していくスタイル

サラブレッドなんて競馬のために改良された人間のエゴが生み出した生き物なのだから絶滅させるべき、でも骨折して殺処分はかわいそう。

多分、こうなんだよ。

で、まあ、これでいいんだと思う。これがある種の人間らしさではあるし、そこを変えていくのは時間がかかるだろう。

なんだけど、そういうのをすっ飛ばして原則論で押し通すときに、耳障りの良い多様性とかなんとかそういう言葉で煽っていくスタンスはやっぱり嫌いで、中身を理解したり吟味しないまま、免罪符のように使っているのを見ると違和感しかない。いやそれ多様性じゃなくて俺たちを受け入れろ、でしかないよね?多様性ってのが無条件に受け入れることだと思っているので「そういうところなんとかしてくれたら良いです」みたいな言葉に聞く耳持たないで済むと思ってるよね、みたいなね。

病気持ちの哺乳類のほうがゴキブリよりずっと危険なのにゴキブリは無条件に撃滅されるのはなんでなんだろうね、とかそういう解消し難い矛盾をどうすんのという話をひとしきり飲み込んだあとじゃないとその先には進めないし、トロッコ問題にしたって本来全て正解だし、登山届を出さない遭難者はボランティア以外は助けなくて良いんじゃないとか考えてもいいし、そういうのをひっくるめて何が正しいかをちゃんと考えるべきなら多様性だって一定の倫理に基づいた戦略的な多様性の定義しか残らないはずなんだよな。そこにはどうやっても一定の倫理はついて回るし、そこに争いの余地が残る。でも、一つの倫理に塗りつぶされるくらいだったら争うべきなんじゃない?もし、争いの必要がない、絶対普遍の倫理を手にすることができれば、人類は生物としてのステージが上がると同時に、多様性を失うのではないか、と思うけどね。