novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

カネキッチンヌードル@東長崎

隣町(チャリで15分~30分の範囲は僕の中では隣町である)にあるカネキッチンヌードルというよーわからん名前のお店は最近とみに流行っている「ビブグルマン掲載」のお店でありますが、西武池袋線練馬近辺にはRAMEN GOTTSUとか麺や金時とかすでにそういうお店があり、別に珍しいものではないのではあります。そもそもラーメンにおいて、食通を気取ってなんとかかんとか言う必要はなくて、うまいかすげーうまいか死ぬほどうまいと言っていればよいのよ?

とはいえ、うまいラーメンは食いたいのでチャリを飛ばしていってみる。

メニューは豊富ですが、醤油がおすすめと書いてあるのでまず醤油。初めて行く店で限定を頼む癖はだいぶなくなってきた。リピートできる距離にあるのでなおさらスタンダートで見極めたいわけです。チャーシューはなんかお得感があったので乗っけた。豚3鳥3らしい。1100円なり。

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うーん、美しい。P20 Proの実力である。そろそろロゴは外そうかな…下に鳥チャーシューが隠れています。

で、僕は低温調理したチャーシューがうまいと思ったことがあまりないだけど、ようは「肉の味を喰らえ」みたいな感じがして、いやいやちょっとまって君ラーメンの具だよね?肉を肉として食べるなら肉屋に行くから…ってなっちゃうことに今回気づきましたね。どういうことかというと、僕史上最強にこの豚と鳥はうまかった。鳥チャーシューなんてたいていムネでタンパクで面白みのない、なんでラーメンの具を気取っているのかわからないものになっている事が多い(だからモモのあぶり焼きみたいな方がラーメンに拮抗してうまいと思っている)んだけど、ここのはちょっと違う。きちんと「ラーメンの具でござい」と自己主張をしている。「俺うまいよ、スープと食べるともっと美味いよ、麺を食べながらがっつくととても良いよ」と言っているようで素晴らしい。これだけでまた来たくなる。ちょっと高いけど…

肝心のラーメンの方はというと、こりゃまたなんの変哲もない醤油ラーメンなんですが、極まっている。最初味が薄めかな、と感じるんだけど、食べるにつれ存在感の増すスープ。麺はもう少しスープが絡む感じならよいかなーと思うんだけど、後半戦になると嫌味のない感じになってこれもよい。こういう良さというのは材料に金をかけて丁寧に仕事をしないと出てこない良さなんだろうなーと思いつつ、類似した味はチート行為でもある程度は出せるようにも思える。だから、そのある程度を超えるのはけっこう大変だよね。ラーメンに許される値段の範囲内では。

という意味では前回のお店に比べて(場所のせいもあるだろうけど)こちらのほうが格上なんじゃないかと思ったりしてしまう。庶民の味であるところのラーメンという食べ物を逸脱しない範囲でのある種の完成形に近いのではないかな。淡麗系の極北と今のところは評価したい。