novtanの日常

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コードが書けない人がSEを自認するのはどうかと思う

この件ですが。

paiza.hatenablog.com

「前述のとおりここではSEを「主に上流工程をメインで担当する職種」と定義しているのですが、」
えー、ここで求人するとそんな人がSEって紹介されてくるの?絶対使わね。

なんですが。

「結論から言うとプログラミングができなくても仕事はこなせます」というのは百歩譲って認めるにしても、それでSEと名乗るからSEの価値が落ちるんじゃないの?本来はコードを書けて設計できるSEというものはこういう人より格上のはずなのに、こういう人に使われるから格落ちするんだろうなあ。

でさ、ぶっちゃけ僕もコードを書かないエンジニア(当然だけど、書けないではない)なので、コードを書かない仕事ってのはまあ普通だとは思うんだけど、なぜコードを書かないかというと、SEの仕事はコードを書くだけではないからである。アレ?

そういうことじゃなくて、コードを書かない仕事のうち、単純な管理作業や業務分析そのもの(これはエンジニアリングというよりはマネジメントとかコンサルティングの領域に近くて、少なくとも、それだけできてもエンジニアを名乗るものではない)についてはコードを書けなくても成立しうるのはわかりますが、SEの仕事ってのは、業務要件をどのようにシステムに落とし込むか、に尽きるわけで、ここでコードを書けないエンジニアはおおよそアーキテクチャの設計ができないエンジニアですからテンプレートにハマるシステム以外の設計はできないわけじゃないですか。

うちの会社にも意識的にこの人のようなポジションで立ち回る人が居たりするんですけど、社内では「でもあいつちゃんと設計開発できないから、提案自体がちょっと不安だよね」といつも言われるわけですよ。コードを書くことそのものが大事というわけではないんだけど、コードを書けるということはそのアーキテクチャが成立しているファクターを肌感覚で捉えることができるわけじゃないですか。そういう感覚があるからアーキテクチャのキャッチアップもできるし、たまにコードを書かないと本質を見失うこともよくある。業務自体でコードを書かなくても言語の勉強はするし、勘所を押さえるようにはしている。

だから、コードを「書けない」人をSEと呼ぶのはゴメンですな。