novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

流行の気配か時代の徒花か、強烈煮干しラーメン

煮干し、好きですか?

と言われても困ってしまう人が結構多いのではないかと思う今日このごろです。夏休み、母親の実家に行くと味噌汁は煮干し(いりこ)の出汁でした。出汁どころかそのまま具になってたけどな!ちょっと苦い感じが小さい頃は少し苦手でしたけど、味自体は結構好きなんだよね。

さてさて。ラーメンのスープのベースは鶏、豚骨が基本、魚介ダブルスープが出てきた頃の魚介は大体カツオ節とかサバ節とか。煮干しを使っているお店はそれが売りだったりもしましたが、いずれにしても煮干しってのは主張し過ぎると味より苦味が先に立つ素材ではありますので、ベースを支える方向性で使われたことが多かったのではないかと思います。

しかし、近所にできた(というかリニューアルした)「やまの」で出す煮干しラーメン、豚骨がベースっぽいけど煮干し味しか残らない、濃厚な苦味のある煮干しラーメン。これはやりすぎです。なんで苦いの喰わなきゃいけないの!

…でもなんかゴーヤチャンプルが美味しい的なアレを感じてしまうのです…

いや、苦いんだよ。出汁というより味。塩とか砂糖とか煮干しとか、そういうジャンル分けがされるような煮干し味。濃厚な暴力です。まあここはそういう煮干しラーメンを出す大泉学園の伊吹の関連店だしなあ。

そしたらさ、江古田の昔いちやがあったところにも煮干し系のラーメン屋ができているわけ。「煮干し中華そば 三四郎」と名乗るその店。こいつも暴力的な煮干の出汁。毎日素材が違うらしい。うん、まあ苦いよ煮干し苦いよ。

そしたらさ、中村橋にもできたっていうじゃない。「ラーメン愉悦処 似星」ダジャレか?今度喰ってみる。

まあ何にせよ煮干しは苦くてエグいわけ。インパクト重視のラーメンとしてはいいのだろうけど、はっきりいってこれは脳に来る。マズイわけじゃない。むしろ美味い。ていうか食べたい。あれ、これは二郎的な何かなのか…???

でもなー。苦いのよ。多分一般受けしないのよ。主役になれない子なのよ煮干しは。無理に主役を張らせるとむしろ輝きを失っちゃう子なのよ。ちゃんと脇役として輝かせて欲しいのよ。