novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

世界に誇るべき日本の食品加工技術

人間というものの感覚はかなり適当というか、脳の処理機能が発達しているがゆえにダイレクトではなくフィルターをかけることが往々にしてある結果として、感覚器官が受け取った情報そのままではない印象を感じてしまうことがありますよね。
特に食べ物については見た目や匂いに大いに惑わされるだけではなく、「情報を喰う」と揶揄される程度に思い込みが味を左右することすらあります。

天然だから美味しいねーとか無農薬がーとか自然がーとかそういう信仰を否定するつもりはありませんが、そもそも日本人の魂、お米ですら自然界から見ると長い時間をかけた品種改良の結果の化け物であり、畜産にしたってそういうものですよ。自然に育てた牛肉とかまあいいんですけど何の自然なんでしょうかねえ。

一昔前のSFガジェットではよく「人工タンパク質」が味気ない食事を象徴していたように思いますけど、日本の誇る食品加工技術にかかれば未来の食文化は安泰なんじゃないかと思います。

食品偽装問題はいろいろありましたけど、本質的な問題は「騙して高い価値を偽装したこと」でしかないと思っています。別の問題として安全性を損なうとかそういう物はあるにしても、レストランが偽装していたとしても安全性まで損なわれるわけでもないですからね。

そんな目線で見た時のコレ。

知らぬは客ばかりなり 外食産業実はこんなふうに作ってます 一覧表付き 生姜焼きから、ネギトロ、クリスマスケーキまで | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

結着肉ってVOLKSが最初に問題になってましたけど(随分昔ですね)、喰い物としてはなかなかのクオリティーだし、温泉卵って温泉につけて作るなんてのは現実には殆ど無いのは常識(家で作っても温泉卵って言うでしょ?)、カニカマは元々代用的なものだし、カット野菜の殺菌剤の危険より家庭の台所のほうが危ないくらいですよね。

安全にのみこだわっているのであれば、そもそも食べないほうがいい食材なんてのはたくさんありますし、丹精込めて育てられた最高ランクの牛肉なんて食べ続けてたら体に悪いじゃないですか。それでもなお食にこだわり、デフレで低価格が求められる中、牛丼が旨いだ不味いだなんて議論ができる日本の食文化とそれを支える食品加工技術、衛生管理は世界に誇るべきものでしょう。
「不味いけど我慢」という食事を余儀なくされる国もある中で朝食ひとつとっても旨くなければ気が済まない日本はこういったものに支えられているんですよね。

なんでも美味しく食べるための技術、誇っていいと思います。