うっかり冗談も言えないウェブという世界ではあります。仲間内にだけって思って冗談言ってても誤認逮捕なんかされたりしたら誰が裏切って「こいつはこういう奴なんですよ」って言い出すかわからないんですよ。不適切を追求するのもほどほどが寛容だと思うのです。
で、この話。
産経新聞が自社サイトに買春ガイド掲載→黙って削除、をやらかしたようです(dragoner) - 個人 - Yahoo!ニュース
いや、そりゃ元の話は大変ひどい記事ではありますね。でもまあぶっちゃけ僕はこのエントリを見なかったら「ブラジルでは児童買春が簡単なんだ～」っていう事実すら知らなかったと思うんですわ。
buzzり易いメディアの批判記事で事細かに追求なんかしちゃってるので元々の話より大きくこの話は伝わってんじゃないかと思ったり。
まあそんなのにリンクして記事書く僕もアレなんですけど。
不適切度が高いものは黙って消したほうが（どうやっても痕跡が残る以上、それを探す動機をあえて与えないという点でも）まだひと目に触れづらい気もしますしね。批判はすべきだけど、批判側も幾分慎重になるべきことなんじゃないかと思うんですよね。
このへんのバランスは大変難しい話ではあります。どうせ他の人が発掘したら一緒じゃんって話ももちろんあります。ウェブに一度公開したら原則削除はかなわないと思っていたほうが幸せでもあります。でも、ひと目に触れやすいかどうかというのは大きなファクターであり、それ相応の責任が生じるものではあると思いますですね。
