novtanの日常

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はてな村反省会2014で感じた「内輪でなさ」

「アウェーじゃねーのこれ?」
会場に辿り着いた瞬間に主催かつ数少ない顔見知りである村長「遅刻」、なんだかガタイのいい人が色々セッティングしている中、「後ろのほうから座る」という日本人的不文律を無視して真ん中の席に陣取った30秒後くらいにそう思った。

まあそれが杞憂であることは10分後くらいにはわかったんだけど。

そもそも村長から案内が送られてきた時には参加者はわからなくて、直前に詳細の案内が来た瞬間不安はあった。だってそうそうたるメンバーなんだもん…でも、比較的絡みが多くて一度あってみたかった人が何人かいたことも決め手で参加をすることにしたわけです。はてなに書き始めた頃はこんなのに出ることなんて想像もしていなかったなー。これが古参になったということなのか。

とはいえ、僕がメンツの中では比較的方向性が違うポジションなんだろうということは感じていて。

しかしですね、自己紹介をし始めるとみんなの「同期感」というのがあらわになってくる。ああ、あの時あの場に(オンラインで、だけど)いたよね。そこではすでに人間関係があったり、濃密なやりとりがあったりして、僕はでもその界隈にはいなかった(例えば非モテとか)人間ではあるんだけど、一方ではてなーであったことによって話題を共有はしていた、ということ。つまりはてなの「つながる」仕組みっていうのがもっとも(主に使っている人間のノリによって)機能していた時期を体験していたというのが冒頭で感じたアウェー感をかなり薄めてくれていたってことです。

はてなの「村」感がしばしば否定的に語られるのはもちろん当然であって、(かつての)サービスの本質的な部分によって醸成されたものであるからそこには濃密に内輪と古参の匂いがする。ただ、僕は冒頭述べたように、そこの中心で活動してきたわけではない(と思っている)。思っているんだけど…それは後で…。
だけどそれは結局のところ「俺たち昭和の人間だよね」「たかだか小中学生の時が昭和だったひよっこが昭和世代とかwww」っていうやりとりとあんまり変わりがないんだよね。その中でも「お前20とかいってるけど本当は40だろ年齢詐称野郎がwww」と言われる20歳がいっぱいいるのがはてな村なんだろうと。
かつて全員が若者だったことから出来た無謀なことも、古参が増えると出来なくなる、という意味での息苦しさは多分あるんだろう。でも、年を経てきたなりに積み上げてきたものは長老の知恵として息づいている。はてな村は知恵と教養に支配された古いコミュニティーであり、新参の人が何かデカイことを成し遂げる場ではなく、普通に生きて普通に死んでいきたい人が(はてなーやっている時点で普通でないとかは言わない約束)先人の知恵を借りながら生きていく世界になってしまっているのかもしれない。

でも、だからこそ、僕はこのコミュニティーが「内輪ではない」と思うんだよね。そこに排除の論理は確かにあるんだよ。それはでも単なるフィルターでしかないとも。

印象的だったのは、「歴史を石版に残すべき」という話。かつてあったことが語り継がれてこそ先人の知恵として機能するわけではある。ただ、まだ歴史に出来ない出来事が多すぎる、というのも感じてしまったwこえーこえーww

んでね、実際に話していた内容は自己紹介と「私のはてなスター(アイドル)」で4時間かかる(そりゃ話がそれまくるというか発展しまくるんだもんw)という濃密さでありましたが、何にせよ僕がIDを名乗った時に「あ、いつもお世話になってます」って言われたのは一体何だったのかwwwおおよそ一方通行的なものではあってもブクマカーとしての僕はそこに存在していたのだな。

みんなが上げるはてなスターというのも納得の人選で、結局のところ内輪であり内輪でなし、文脈を共有するということの意味というのが単なるオフ会ではない趣味の世界としての成立っぷりを示していて楽しいひと時でした。二次会行きたかった…

なんだか色々共有感のあるid:zaikabouさんと隣になって、あまり直接話はできなかったけどおんなじはてなスターを挙げているあたりが来てよかったな~と感じた瞬間でありました。

おしまい。