まずもってバイラルメディアが沢山アクセスを集めていている事自体に信じがたい思いがなくもないわけです。だって見ねーもんそんなサイト。
てか、人が「イイネ」しているサイトってそんなに見に行くもんなの?はじめて知ったぜ。
ってな感じでやっておりますと、かつては「わかっている同士」が共有という素晴らしい概念で運営していた善意の楽園に収奪者がやって来て儲けているという構図が思い浮かぶわけですな。広告大勝利みたいな。
善なることを前提に運営されている世界は悪に弱いのは当然なんですが、そもそも収奪される側はなんか損をしているのだろうか、という意味ではこの話は嫌儲の話に近いようにも思えます。暗黙に付いている「それで商売をしない限りは」というラベルをあえて無視している奴らに怒っているという構図。
コンテンツ力があってパクられている人はかなり怒っているし、コンテンツ力のない人は若干擁護している向きもありますが(コンテンツ力の有無とは別に、ほとんどまとめサイトみたいな人がバイラルメディア非難するのも若干違和感ありますけどね)、ともあれPV集めたら金になっちゃうような現状がバイラルメディアの跳梁跋扈を許しているわけですので、本当に悪いのは広告会社と情弱ユーザーなんですよ、という話なんでしょう。
いやいや、そんな話で終わっちゃダメだよね…
とはいえ単純な話としてリスクに対してリターンが大きすぎるというかリスクが小さすぎるのが問題なので、パクリにコストがかかる方式を模索するべきで、そこはウェブ業界全体(検索、広告、サービスプロバイダなど)がなんとかしてくれないといかんところなんでしょうなあ…
Google先生とFacebook先生とTwitter先生がなんとかしてください。そしたらmixiにもワンチャンありますよ…