novtanの日常

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アーケードゲームをやるのはゲーセンじゃなかったあのころ

アーケードゲームは大人がやるものだったんだと思っていたあの頃。


「ゲームセンターは不良のたまり場」だった頃 - いつか電池がきれるまで


僕自身はファミコンネイティブ世代と言っていいと思うのだけど、家にはファミコンがなかった。もっぱら友達の家でだけやらざるを得なかったから、ゲームの楽しみ方の7割は「見て楽しむもの」だったんだよね。当時はRPGなんて少ないから見てても面白いし、交代で遊ぶことも容易だった。

で、アーケードゲーム。憧れなんですよね。まず綺麗。そして綺麗。それから綺麗。

小さいころ、アーケードゲームはおもちゃ屋の店頭か、ショッピングセンターか、喫茶店にあるものだった。ゲームセンターなんて存在は知る由もなかった。喫茶店で大人がゲームに興じているのを家族で電車待ちの僕は羨ましく眺めていた。
ショッピングセンターにゲームが有るのは田舎でも例外ではなくて、そこでやらせて貰えるゲームがあるということが僕が田舎に行くのが好きな理由の一つでもあった。

ともあれ、おもちゃ屋(あるいは駄菓子屋ってのもあった。50円どころか20円だったな…)の店先にあるゲームはアップライト型で隣からは覗き込みにくい。さぞかしうざい小学生連中だったことだろうね。
通っていたスイミングスクールの二階のボーリング場にやっぱりゲームはあって、そこでもよく眺めていた。人のプレイであってもワクワクしたっていうのは今ニコ生でプレイ動画を見る気持と実際にそんなに違ってはいないね。

とにかく、ゲームは「大人」が「暇つぶし」にやるものだったし、見て楽しむものでもあったね。

僕は一応都会に住んでいて、都会でゲームの姿を見てきた。もちろん、ゲーセンに行くと補導されるという話は聞いていたけど、中学生になるとよく中野まで遠征していたものだ。そう、大人って中学生だったんだよあの頃は。もちろん、中学生でも補導対象な地域はたくさんあっただろうけど。でもさ、実家がゲーセンやってますみたいな人だっている中でゲーセン行ったら補導って…そりゃ実家が風俗とかそういうのも難しいけどさ。


ゲームは町に溶け込んでいて、ファミコンが出てきてもなおアーケードゲームは憧れだった子供の頃。もしかしたら、そこはゲームにとって天国みたいな空間だったのかもしれない。