例えばね。
一般には高齢者のほうが自殺率が高くなるので高齢化の進んだ国ほど年齢調整後の自殺率は年齢調整前の自殺率より低くなる。実際、日本は、前者は18.5人、後者は23.1人となっており、順位も前者では18位、後者では9位である。日本より若い世界標準人口の年齢構成だとしたら日本の自殺率はこの程度なのである。
図録▽自殺率の国際比較
それからね。
米国の自殺率は日本の半分強であるが、自殺と同様に社会的ストレスを原因の1つとしていると考えられる肥満による死亡は日本とは比較にならないほど多く、公衆衛生上、大きな問題となっている。
図録▽自殺率の国際比較
とかね。
まあ引いた先がどの程度正しいのかは厳密にみたわけじゃないんだけど、出羽守的な話にならないように気をつけなければいけないのが「~の国際比較」全般に言えそうですね。