novtanの日常

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Googleで検索上位であることが「ダサい」時代がやってくる

リアルとリアリティは違うし、マス・マーケティングのターゲットの本流でないところの動きとしては変な話ではないと思うけど、案外こういう意識がこれから大きく広がっていきそうな気がしてならない的な話。

そもそも、僕達(ここではそれなりのベテランはてなー)にしたって「はてブのトップページ見るのは情弱wwwお気に入りこそがリアルwww」みたいなことをよく言うわけで。リアルってのがほんとうの意味でのリアルかどうかはさておき、見えるものに精度の高い網を張っていくのは自分自身の判断だよね。

「Googleで検索すると文字が出てくるし、(検索結果は)SEO対策されている。あとはスポンサー(広告)とかが上がってきて…ネットってリアルじゃない。Instagramは検索することで言葉より画像が表示される」。

Googleは使わない、SEO対策しているから——Instagram有名人のGENKINGが語った10代の「リアル」 | TechCrunch Japan

この言葉はかなり雑な認識だと思うけど、一方で本質的な問題も言い当ててはいる。検索上位の大半は広告か収益稼ぐためのPV目当ての判で押したようなページだし、10年前に比べて本当に意図している検索結果を得るための難易度は相当高くなっている。

じゃあInstagramがリアルなのかって言うとそれももちろん違っていて、この人自身も「リアル風」に盛っている活動をしているというのがそもそも話の趣旨なわけでね。800枚中の1枚が「リアル」なのか。もちろんそうではなかろう。

つまりここで起きていることはGoogleが登場した時のようなパラダイム変換を伴う大きな変化ではない。単に「SEOだっせーwww」という話に近い。Googleで検索してトレンドを知るのが時代遅れってだけだ。テレビCM、ウェブ検索、口コミ、SNS。全部大して変わっているわけじゃない。ただ、「リアル」の感じ方がその時流行っているものに常にシフトし続けているだけだよね。