novtanの日常

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趣味を優先すると「ちゃんと仕事をする」ことが選択肢になる

僕は20年近く、新卒で入った会社で働いている。SIerなのでもちろん、死ぬほど忙しいときはあるし、ブラック企業的なゾーンも体感した。だけれども、本質的には「善」な会社であり、特にここ10年くらいで残業もだいぶ減った(ただし現場による)し、減らす努力もその評価もしているし、現状は法令に違反しているレベルの残業は全社的にもない。

ところで、こういう記事を読んだ。
dot.asahi.com


ううむ。20年くらい、仕事とは別に趣味にも勤しんできた僕からすると、仕事をきっちりして、評価も上げて収入も上げないと一生趣味にいそしむなんてのは難しいぞ、と思う。単なる「労働者」として自分を規定しているのであれば、会社の空気も読まず、評価も気にせず、昇給を期待せず(これは自分の能力を必要以上にアピールしない、ということだ)、ただ趣味(余暇ではないよね)のためにだけ生きるという覚悟で働けば良い。もちろん、それだと最終的にはお金の問題で趣味がドンづまる可能性がある。

うちの上司はある意味誰も真似出来ない(しようとも試みないレベルの)超人だが、若い頃から全力で仕事をした挙句、バンドの追っかけのために客の打合せ時間を変えさせるという豪腕を発揮していた。趣味に費やす時間というのは、自身の有能さにより勝ち取るものだ。僕にしても例外ではない。日々の「現場作業」に忙殺されなくてよいポジションに早々にたどり着いたため、土日が仕事になることはめったにない(当然、事前に本番などの予定が入っていたらその仕事はキャンセルだ)。

余暇優先、というのは個人の選択なのでそれを選べる社会というのは大切だと思う。しかし、この記事に見える余暇優先な若者は人生設計があまりになさすぎ、目先の快楽に追われているだけなのではないかと思う。