novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

第二新卒の応募者が全員「効率化」って言うんだけど

そりゃね、うちはSIerですよ。個社でBtoCなサービスとか提供していませんよ。でもね、別に業務効率化で社会に貢献、なんて考えてないのよ。お客さんのサービスを一緒に考えたいのよ…

とまあ、そういう感想を抱く程度には「未経験転職組」の面接時に「現職の仕事の中でこういった問題が云々~効率化が~」なんて言う人が多いんですよね。これ多分エージェントが「効率化はウケるキーワード」とか言っちゃってるんじゃないかなって思うんだけど、逆にそれしか考えてねーのかとしか思わんのよね。いや、アレですよ、もう完全に立ち遅れて単なる電算化のことをDXなんて言っちゃっても必ずしも間違ってないんじゃないかな的な企業において、IT導入すること自体が効率化につながるってのは確かなんだけど、このコロナ禍の中でみんなが考えている効率化の真髄は余裕率を削ることにあり(つまり危機に弱い)ってこと、バレちゃったでしょ。ITずっとやっている人の意識としての効率化って、「意味がないもの」をいかにしてなくすかであって、多少なりとも意味があるものであれば、それは意味のあるものとして残す、というのも正しいことだし、それをなくしていくってのはリスク評価してBCPちゃんと考えた上で決定することだし、効率化って枠に留まる話じゃないし、結局2~3年くらいしかその仕事してない人の考えている効率化なんて効率化でもなんでもないんだよね。脱いだ服洗濯カゴに入れないで直接洗濯機に入れちゃえばいいじゃん、程度の話(そして後で仕分けするはめになったりしてね)。

少なくとも、ITの仕事において効率化はゴールではない。もっとも、単体のシステムで見たら、そのゴールは効率化かもしれないけど、それはお客さんのビジネスのゴールでは(ほんとうの意味では)ない。

別業界から、未経験でITに飛び込もう、「稼げそうだからプログラマ」じゃなくて、ちゃんとITの仕事に向き合う人生を考えている、のであれば、効率化というキーワードじゃなくて、自分がどんな業界のサービスに携わりたいのかを語ってくれたほうがよっぽどその人の未来がイメージしやすいです。