novtanの日常

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スマホがなくなる日

ちょっと前に、SFガジェットは具体的に書きすぎないのが陳腐化を避ける手法みたいな話があったけど、それには全く同意していなくて、その時点での未来のビジョンを見せられなくて何がSFガジェットか(あくまでガジェットに絞った話ね)、と思うんだよね。アンシブルとかはたしかに汎用性高いけどさ。

まあ、そういう話でやり玉に挙がるのってやっぱり端末だったりする。有線の電話、無線、スマホ、キーボードがタッチパネル、みたいな。だから「端末」って書いときゃいいじゃん的な(マンガ化どうする?)

でもさ、よく考えてみると、スマホってもともと電話という単機能だったものにいろんな機能を足していって革新的なUIをくっつけた、というだけのものと考えられるわけだし、もはや汎用デバイスになっちゃっているし、肝心の電話部分って本体はSimと通信モジュールだけってことだよね。携帯の電波網の方が本体、という考え方もできそうだ。でもそれは、PCやタブレットにSim指すのともう大きさ以外ってあんまり違わないよね、という世界になってきている。するとだよ、端末の未来は端末という形がなくなる(=人間自体が端末である)、というようにしか思えない(それすら陳腐かもしれんけどね)。そんな未来予想の中で「端末」という物理的な存在を描写すること自体が陳腐なのではないか?

だから端末ってしときゃいいじゃんってのは想像力としては弱いし、曖昧な描写が物語のディテール自体を損ねるくらいなら、時代性のあるSFガジェットの描写をしたほうがマシって僕は思ってしまう。