はい、さとりブロガーです。おはようございます。
昔から主張していますが、僕は匿名だからこその自制を行っておりますから、当然初めから書くべきことと書くべきでないことは区別しています。
- 機密情報は書かない(あたりまえ
- 個人情報は(本人が望まない限り)書かない
- オフレコ話は書かない(あたりまえ
- 著作権は意識する
ざっとこんな感じ?
前にid:manameさんとプチオフした時なんてお互い(同業者として)仕事の愚痴的なことばっかり話してたからまあこりゃあかんwというかそんなの面白いの当事者同士だけですwwwってことで内容についてはあまり書かなかったけどね。
ここ数ヶ月でブロガーのトークイベントに登壇したり、いくつかのイベントに参加したのだけど、結局のところで「書けないような部分」が面白い。それは本来の「リアルに+α」というパラダイムからすれば自然であっても「ブロガー」としては「敗北宣言」をしているようなものだというジレンマがある。ブログは「祭りの準備」でありながら、最も広く公開されており、「祭り」は極少人数で行われるに過ぎない。
ある種の敗北宣言 - 情報学の情緒的な私試論β
僕が大事だなーって思っていることがひとつあって、リアルでの面白さとブログの面白さってのはぜんぜん違うものだし、そもそも前者は当事者としての面白さであって、後者は他人に何を伝えるか(呼んだ人が面白いと思うか)は区別しなきゃねということですね。コミュニケーションという娯楽としては前者の方が面白いのは当事者としての立場からすると当たり前なんですよね。
だから、ブロガーとしての僕としては、イベントで見聞きしたことってのは「仕入れたネタ」でしかなくて、そのものを面白がるのはイベントの消費行動でしかなくって、ネタをどう料理してやろうかってのがお仕事だよねって思うわけです。
池田さん自身でも書いてるけどさ、「主観的な面白さ」っていうのは別に他人に伝える必要のあるものではないんですよ。
僕がオフ会やイベントに出るの怖いなって思うのはそれが制約を作ることになる可能性があるからですね。人間関係ってリアルにつながっちゃうと情やら面倒やら生まれますからね。
そういう意味では、お祭については「お祭り楽しかったねー」でいいと思うんですよね。お祭りの面白さを他人に伝えるという不毛なエントリを書くつもりは僕にはないし、そこで自分を震わせた何かがあったらそれについてツッコんで書くってのは不毛ではないと思うし。ライブ見に行った感想で音楽の話じゃなくて情景の話を聞かされても面白くなかったりするしね。
結局のところで、不特定多数とのコミュニケーションなど不可能であるし、そういう事が続けば「単なる文字列に過ぎない」という鈍感力ばかりが強くなっていく。賞賛も罵倒も価値ある批判も一律に心に響いてこない事に危機感を覚える。それを認めた上で、どう振る舞うかという話ではあるのだが、そういうのがそもそもダルい。
ある種の敗北宣言 - 情報学の情緒的な私試論β
つまんないもの、ツッコミ甲斐のないものは見ない聞かない付き合わない。当然その分「ブロガーとしての人間関係の濃度」は下がるけどそれってそもそも必要なものだっけ?
趣味と割り切ることでさとりに一歩近づきます。それは孤独とも違う何かですよ。