novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

都知事選雑感

選挙にはかならず行くのが信念だとはいえ、近年まれに見る「意味ねえなあこの選挙」という虚しいものではあった。
周囲の人達も「消去法で行くと全員消えるのでそこからが勝負」みたいなことしか言っていないというね。これでは。

president.jp

まあ、こういう記事があって、この記事の論調というか、上から目線はしかし批判されるのも仕方がないことだと思うわけ(僕の批判的なコメントは、これをバランスの取れた記事と評価することに対してであり、全ては賛同できないにしてもここに書かれていることにちょびっと共感してしまう部分があるのは偽らざる本心ではある)。
でも、確かに、消去法だったとしても、小池に投票する人がかなりの割合を占めた、ということは事実であり、別にそれが必ずしも見識がないからではないと思うんだよね。東京に住んでいて、積極的に投票に行くだけの動機を多く持っている人って、給与で生活しているサラリーマンのご家庭、ではないのである。統計をとったわけでもないけれども、都の政策に対するステークホルダってのはやっぱり自営業な人たちが中心なんだと思うんだよね。そういった人にとって、他の候補者の政策というか世迷い言は検討にも値しないわけで、唯一、なにか現実的な話ができる可能性があるとしたら小池を他においてないのである。大上段でドラスティックに変革を求める政策なんてのは今全く求められていない。

つまり、小池が良かったのではなく、小池以外は予選落ちもいいところ、というのが現実的なところであり、小池以外に表を入れた人のそこそこの割合が「それでも圧勝はまずかろう」という意思のもとで投票したのではないか、という風に思ってしまう(事実僕自身もそうだ)。山本一郎曰く「ハズレSSR」との評価はまあ的を得ていると思ってて、ハズレでもRばっかりの他のカードに比べたら使える可能性は0ではない。ただ、使える幅が狭いくせに手元のカードが全部それになってしまうという悲惨な現実と我々が向き合わなければならないことに変わりはないだろうね。

ハイオクをただの高級ガソリンと思っているっぽい人が多いのに驚いた

これね。

b.hatena.ne.jp

基本的な知識として、車の燃料には軽油、レギュラー、ハイオクがあって、それぞれ車種(エンジン)にあったものを入れる、というものは教習所でも習うと思うんだよなあ。習ったよね?
まあ、ガソリンの代わりに「安いから」軽油を入れる人もいる昨今、ハイオクは「高いから上等」と思う人がいるのもおかしくないのかもしれない。

レギュラー指定にハイオク入れました、ならともかく、ハイオク指定にレギュラー入れてます、ってのはちょっとびっくりしてて、え、じゃあなんでそんなエンジンの車買ったの?ってところもあるけど、純粋に不都合があるはずなんだよね。まあ最近のエンジンは優秀なのでめっちゃノッキング起きるとかはないので表面化しないのかもしれないけど。

ともあれ、「添加物とかいろいろ入っているから高い」という認識には驚くよな。まあ、オクタン価が高いのも添加物っ意味では間違いじゃないのかもしれないけど、まず、ハイオク指定のエンジンが有ることを知らない人だったらちょっと今日は金あるからハイオク入れちゃうかなーwww贅沢wwwみたいな発想もあるのかもしれない。

情熱だけでソフトウェアを公開していいのはXX学生までだよねー

「出始めのプロダクトはバクが出て当然」みたいなことを言う人まで出始めたのでイラッとした。バグが出て当然のアプリと、バグが出たら当然じゃないアプリはあるんだよ。自動運転の誤作動で轢き殺されてもそれ言えんの?(轢き殺されたら死人に口なしなので言えません)。ATMからお前の貯金が他人に全額引き出されても同じこと言えんの?(当然、保証はされる想定だがバグだってわかるまでは黙殺される)

まあ接触確認アプリがそのレベルの要件を持つのかは微妙(僕は持つと思うし、熱心に批判している人は僕より重大なこととして認識していることだろう)だが、この手の話はある程度セオリーが出来上がっている=最低限守るべき事項、守っておけば安全なことというのは共有されている。言ってみればパスワード平文DB保存どころか、リマインダで復号した平文PWをメールで送ってました、とどのくらいレベル違うの?という話だよ。

文化に寄与したから偉い、というのもエクストリーム擁護だと思う。別に、批判している人のこれに携わった個々の人間が邪悪だと思っているわけではない(もっとも、発注側の誰かは邪悪ではないが愚かなんだろうとは思う)。

バグを作り込んでよいのはバグを作り込んで良いレベルのものまで。もちろん、完璧なプログラムなんてできないし、完璧なシステムはもっとできない。だから僕たちは時間をかけてテストをするし、コストを掛けて保守をするのだ。エンジニアが行うべきことは問題が発覚したら即座に対応することだし、それができないなら「だんだん改善されていくもの」なんて言ってはいけない(作って納品したら終わり、みたいな話なら尚更納品時の品質は重要になるよね)。

某セブンアプリの問題のとき、どのベンダーが悪いとか犯人探しが行われたと思うけど(僕としては起きてること自体はありえねーレベルだと思うが犯人には興味がなかった)、それとどう違うのかな。誰が問題を作り込んだかはさておき、まずいことについてはきっちり問題とすべきだし、その時と大きく違うのはエンジニアが露出しているかどうかしかないじゃないですか。露出してたら内容の批判に手心加えたほうが良いの?そんなことないよね。露出している以上、起きていることのレベルに対する批判がスキル批判だ、と言われてもそりゃしょうがないわ。

完璧なシステムなんて、誰も作れないからこういうことが起きてしまうことは仕方がない。これは、普遍的な事実と言って良い。だから、エンジニアとして働くということはどういうことなのか、特にクリティカルなシステムを作るときの態度というのはどうあるべきなのか、ということがエンジニアの身の処し方として重要なことだと思うよ(組織に守ってもらう、というのも含めてね)。