novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

もう一度、エンジニアと勉強のことについて

繰り返しになるけれども、エンジニアと勉強の関係について再度。

エンジニアにとって勉強するというのは自己のバリューを上げる手段ではある。これは、エンジニアに限らず、社外研修に行ったり、なんならMBAを取るために会社の金で留学することだってその一環ではある。つまるところ、会社としては人に投資をして、バリューを上げることがトータルで会社のバリューを上げることになるわけだから、エンジニアに勉強させない手はないのだ。

一方で、個人の目線から見た場合の勉強する動機は、会社に自分のバリューをより高く認めさせることに尽きる。

だから、この利害が一致する関係にある場合、勉強というのは大変ハッピーな行為である。

逆に、この利害が噛み合ってない場合、大きな問題が出る。業務時間外に勉強するかどうかの問題設定ってのは基本的にそういったパターンでしか(基本的には)成立し得ない。つまり、会社と自分の間で役割に齟齬が出ているか、評価に齟齬が出ているか、というような問題がある場合に成立するわけだ。勉強しない限り(実務を通してでは)これ以上の成長ができない、とか、今持っているものの実力は評価されているが、そのスキルは会社として重要ではない、とか。

会社に評価されるエンジニア(に限らず会社員というもの)は、そこの齟齬が最小化されていて、自分の勉強する目的と、会社の勉強してほしい目的がかなり一致している。なので、勉強するという行為がかなりダイレクトに会社と本人の両方に恩恵をもたらす。であれば、業務時間外云々なんてのはまあ些細な問題だ。

会社が本当は他のことをやってほしいけど、現場で100%業務に時間を費やさないと(本人のスキルの問題起因で)現場における期待バリューが出ない場合がもっとも悲惨なパターンだと思う。この場合、本人が少しでも違う意思をもっていたら本人の力で何かを変えるためにはまあ時間外に勉強せざるを得ないよね。それか、会社が思い切って投資をする気になるか。問題はその気にさせるためにはその片鱗を見せなければならない、ということではある。

もっと悲惨なのが、会社が(その)エンジニアに成長してほしいなんて思ってないときである。これは転職するためにも勉強せざるをえないという状況だよね。

まあ、そういうものなんじゃないのかな世の中。