novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

我々の愛したGoogle検索はすでに死んでいる

Google検索終わってしまったの?という話で界隈が少し盛り上がっていてうーんはてなってなっていてそこはかとなく嬉しい。

goldhead.hatenablog.com
orangestar2.hatenadiary.com


本件については僕も定期的に何かを言っている話ではあるんだけど、特にここ最近でキャッシュの検索もしなくなったってところが非常に象徴的だなあと思っています。キャッシュすることが著作権上問題だ何だで揉めたのが懐かしいよね。令和に至ってはウェブコンテンツの揮発性のほうがもはや問題である、と。
(個人的には依然として「なくなる権利」の方が重要と思っているだけど)

黄金頭さんが書いている「個人の日記が引っかからない」というのはもうずっと前から同感で、何かを見たことを共有したくて感想を探したところで例えば映画なら映画のあらすじサイトばかり引っかかる。体裁としては個人だけど明らかに広告目当ての半商用サイトみたいなのばっかりだ。ゲームの感想や攻略を探そうとして企業Wikiの記事が引っかかるなどまだマシの方で、企業Wikiの永遠に書かれないそのゲームの記事予定地が引っかかることも多いよね。ユーザー体験としてはもはやページランク時代を大きく下回る。

なにかの事件が起きたときにそれをググったときに出てくるのは「xxの住所は?出身は?仕事は?」サイトだ(これ、ほぼ公序良俗に反していると思うので、昔だったら検索結果から除外されてもおかしくないと思うんだけど)。

訪問地で良さそうな店を探そうとすると、「行くべきxx選」サイトが引っかかり、隣の駅の店がぞろぞろ出てくる。20選とかそんなに店あるわけねーだろアホか。

マンガの感想を見ようとすると、無料漫画アプリに誘導される。

怪しげなサービスの怪しさを調べようとすると「xxは危険?調べてみた」「xxにはデメリットあり!」という題名で実際にはその怪しいサービスに誘導するアフィサイトが山盛り引っかかる(これが一番Evilだと思うわ)。

技術的なピンポイントな用語で検索すると、中国のサイトっぽいのばかり引っかかる。これ自体は間違いではなくて、今のIT系情報量はそっちに大半があるようなもの。ただ、それにしてもあまりに情報量が少ない。逆に一般的な技術要素だとスクールの役に立たない記事が引っかかりまくる。

こうなってくると、少なくともGoogle検索というサイトは何かを発見するための仕組みではすでになくなってしまった、という評価をせざるを得ないかなと思いますね。なんだったら単に検索するという行動であればもはやAIにお願いしたほうが良いんじゃない?ってなっている。Google自身もおそらくそれはわかっていて、もはやGoogle検索を「正しく」改善することは止めていると思うよ。より収益源としての動きになるように調整されていると思う。つまり、我々の愛したGoogle検索はすでに死んでいた。

それを補うための手段が、人力検索はてなかどうかはともかくとして、「ブックマークを検索」することで相対的に目的の記事にたどり着き安くなったのではとちょっと思ったりもする。我々が世の中に特段寄与しないはずの行動としてブクマしていたという過去からの積み上げが、今になってGoogleの代わりとなるIndexの機能を相対的に高めることになっているとしたら、それはそれで皮肉なことではあるが。

ちょっとだけ補足

novtan.hatenablog.com

今日のラーメン:中華そば いづる

なんかラーメン食い過ぎ感があるけど、今年に入ってからの仕事での外出率が多いからしょうがないのだ。

練馬 人類みな辛さが全て。新メニューの担々麺。前も言ったけどここは練馬の中では一二を争う魔のテナントで、ラーメン屋ばっかり入って半年~長くても2年くらいで入れ替わる。結構他所で繁盛している看板のお店も長く持たないのは立地のせいとは言えん感じがして(なにせ目の前区役所なので、職員だけじゃなくて区役所に来る人の選択肢にもなるはず)。今回は今のところは順調にお客さんが入っているようだ。
で、新メニューだけど、特にものすごいインパクトがあるわけじゃないけど、最近の新店の中では良心的な値段で味も安定していていいかな。ここの特徴は麺がすげーちゅるちゅるしていることなんだけど、そういうのにありがちなスープと絡まないみたいなこともなく、よいです。

浜松町 ハちゃんラーメン。8ちゃんではなく、はちゃんなのだ。ハさんが店主なので。
前も紹介した気がするが、ちょいちょい行ってる。結構混んでるけど、最近流行りの昆布水つけ麺だけど、今はなき荻窪の迂直(移転するって言ってたけどどうなったんだろう)の思い出を少し想起する。昆布水が結構ヌルヌルしているので食感が嫌だという人が一定数いそうだけど、個人的にはそういうところも含めてとても好き。スープ割りはできるんだけど、この昆布水の残りも入れて飲みたい。つけ麺だとどうしてもスープ割りになっちゃうんだけど、このスープがかなり良い出来なので、つけ麺の人も必ずスープ割してほしい。

大門 中華そば いづる。僕のどろどろ系(セメント系というらしい。色がなあ)濃厚煮干しラーメンのベンチマークであり、定期的に味を確認しに行かなければならないのだ。会社の近くだしね。
うーん、去年行ったときと若干変わっている気がする。みためも。味的には何ら問題がないと言うか、クソ安定してるなあ…和え玉がちょっと値上がりしてるのだけど、食べない訳にはいかない。和え玉は通常300円、ハーフ250円は内容を考えるとしょうがない気がするけど、やっぱりハーフでせめて200円とかにしてくれないと通常にしてしまう。とにかく、ここの和え玉は本当にこれ単体ですべてが許されてしまうという味で大問題なんだよな(本体のラーメン食べなくても満足してしまうレベル)。

新中野/中野坂上 粉麺小屋。ちょうど駅の中間っぽいあたりにある。元々うどん屋やってたらしく、手打ちの麺で勝負しているんだけど、つい限定と書かれているつけ麺を頼んでしまった…初来訪だからスタンダードなラーメンを食べるほうが良いんだけど、最近つけ麺熱が高まってて…
ウリの麺も非常に良い感じだったけど、つけ汁もとても美味しかった。この周辺は案外足が伸びず行ってない店がたくさんあるし、なんかどうやったら入れるのか良くわからないお店まであるからちょっと重点目標にしてみようかな…(再訪したい)

高田馬場 ふく流らーめん 轍。本当は池田屋なる関西から襲来した二郎系に行こうと思ったんだけど、どうやら夕方からということで(お昼にぶらついていた)、別の未訪店を探して選択。この手の「なんか今っぽくて賞とかも受賞していて妙におしゃれな店」は避ける傾向があったんだけど、「大盛り無料。ごはんもつきます」で特製とかにしなければ1000円で納まるという、ここ最近のアレ系とは違う何かを感じたのと、ジャンクをうたうまぜそばまであるということで。迷わずマゼニボジャンキー…いや違うだろこの店はエスプーマを使ったラーメンが看板で…まあまぜそば食いたかったんです。台湾まぜそばそのものではないけど、その系譜っぽい感じ。で、「そうそう、こうなんだよまぜそばはこうだ」という味がしました。台湾まぜそばの店、練馬のやまので印象が植え付けられてて、その後も色々行ったけど、今のやまのもそうだし、こころとかはなびとかもそうなんだけど、最初にやまので食べたときの印象とちょっと違って、なんかこう少し水っぽいと言うか、麺が高加水型だから?よーわからんけど、ちゅる系なんだけど、なんか水っぽい(表現力なし)。その点、ここのまぜそばはそう感じることが一切なくて、最初に台湾まぜそば食べたときの印象が戻ってきた。作り方が丁寧なのかなあ。それとも麺とかタレとかなんだろうか。とにかく、まぜそばってこういう味だよね、と改めて思いました。

昔話と今年の目標

ラーメンって食べ物は中華料理屋で食べるものと決まっていた子供の頃だったけど、第二次環七ラーメン戦争みたいなタイミングでなんでんかんでんとかができて、僕はと言うと高円寺にあった「峰」で王道ではないと思うけどとんこつラーメンというものを知ってラーメンという食い物の多様性を知ったわけですが、そのあと大学入ると先輩の紹介とかでまあ色々行きました。主に二郎だったけど、下頭橋ラーメン(元土佐っ子ね)とか、赤塚のY'sとか、白山ラーメンとかにちょいちょい行ってた。家系は個人的に六角家で洗礼を受けたせいで、完全にそれが基準になっているせいもあり、実はあんまり好きではなく、いろんな店に「あえて行ってない」んだけど、最近練馬にできた見田家が案外美味かったのと、野方の輝道家も色々言うだけあって結構美味くて、まあ結構ってなっちゃうのはやっぱり六角家を追い求めてしまうからなんだろうなあと思いつつ実際のところそんな昔に喰った味覚えてねーよということもあり、今年は毛嫌いしないで家系の名店と言われている店は行ってみようと思っています。

あと、二郎系(あるいは二郎インスパイヤ系)と言われるラーメン屋も「二郎じゃねーしなー」って思ってはいるものの、特に関西圏からの謎の圧がかかっている感じがすごいので、ちょっと興味が出てきた。
もともとさ、二郎インスパイヤ系と言っても本店っぽい方向性じゃなく、むしろ大のパクリよねそれって店にいくつかあたったのであまり評価してなかったんだけど、最近のはそうではないかな。二郎と大の話をすると長くなるのでアレだが、大は結局のところ成り立ちからしても二郎インスパイヤ系の元祖みたいなものだなーと思うのでそれはそれで正しい評価なんだろうという風に最近思い始めました。なのでそっち系じゃない二郎系を探すのだ。なお

  • らーめん大:二郎じゃないけど、瞬間的に二郎を感じることがある不思議なラーメン。店ごとに結構味が違うらしいところはよい。野菜の盛りがヤケクソすぎでもやししか入ってない感じなのでそこはちょっとどうかと。
  • 富士丸系:赤羽二郎時代に行ってないのが悔やまれるが、系列、出身の店はどうも僕の考える二郎とはちと違う気がする。特に麺。コシがありすぎる。
  • 直系支店:これも色々あるので一言では言い表せない。桜台が本店テイストがあるのは嬉しいんだが、どうもムラが強い。ひばりは味が強いとかくらいかな。実はそんなにたくさんの店には行ったことがない(本店と比較する意味がないので近くにある以外の理由で足が伸びない)けど、流石にちょっと教養として修めてもいいかと思ったり思わなかったり(いや、不要だろそれ

って感じ。富士丸系のインスパイヤ店が結構あるけど、あまりマッチしないのがわかったので、そうじゃないところに行ってみたい。やっぱり関西系かな。

今日のラーメン:麺庵 利休

ラーメンの外食としての地位みたいなものを再確認する。
ラーメンハゲの人が1000円の壁みたいなことを言っていた(現実とマンガを混同)んだけど、全般値上がりしている今、おそらく800円-1000円が「大衆的な食」としてのボーダーラインで、最近だと特製とかにすると1200円くらいが当たり前になっているよね。
なので、ちょっと1000円というのは食としてのレベルアップと言うよりはインフレによって突破してしまったけど、それはそれとして1500円とか2000円とか出さないと食べれないものも出てきた。まあこれ自体は良いことだと思いますが、おそらく僕がその店の常連になることはないかなあ、というくらいのラインですね。
すごいぶっちゃけると、ラーメンの味を「化学調味料などを使ったら普通に出せる味を自然素材で再現」みたいな組み立てをしている結果として高い、というのは食べたいとはあまり思わない。原価もかかってるから儲かってないでしょそれ…

浜松町/大門 らぁ麺 ななみ。最近?できた変なホテルの一階にある、ちょっと今風おしゃれ系なんで今風おしゃれ系の無難な味がするかと思ってそこまで期待せずに行ったけど普通に美味かった。これはよかった。鶏白湯スープ+はまぐりが売りらしいが普通の鶏白湯にしてしまった(値段も違うし)が、これだけポテンシャルあるならちょっと食べてみてもいいかなと思ったので次はそれにする。

本郷 麺庵 利休。横浜の方?に丿貫といういかにもの名前のラーメン屋があるのは知っていたけど、流石にそこまで足が伸びないなーと思ったら最近派生店を出しているようで、その一つのようだ。ちょうど開店時間に行ったらちょうど埋まってしまって先頭で外で並んでたんだけど、スタートから店に入れるまでがとても長かった。うん、まあこういう店はそういうものだというのは最近学習している。オマール海老のやつにすごい惹かれたけど、流石に基本の一杯を食べないといかんなと思い注文。久々に卵入りの特製っぽいやつにしたんだけど、実は何を買えばよいのか良く分からなかったのだ。あんまり食券機の前に立ち尽くすのもなんだしね。
お店が一杯をとても丁寧に作っているのはわかる。これが待ち時間の長さに繋がっているのもわかる。出てきたラーメンは確かに美味しかった。どうにもこの手の出汁強系(濃いという意味ではない)ラーメンは僕のストライクゾーンからはちょっと外れてはいるんだけど、まあこれは確かに美味い。ただそれ以上に形容することはなくて、中毒になるとかそういう食べ物ではないのかなあ。まあ口のレベルが低いんです。

浜松町/大門 中華そばと餃子。ちょっと駅から遠いけどさ、この立地で普通のラーメンに半餃子つけて1000円ってのはここ最近ではなかったコスパだ。餃子、ハーフって言ってもごろっとでかいやつが3つも出てくる。いやいや素晴らしいね。コスパが全てではないんだけど、この餃子、でかいやつ特有のもっちりした餃子で具も生姜が効いててそういうのが嫌いじゃなければ素晴らしい。ラーメンはよくある淡麗系っぽい感じだけど、なんだろう、こう無駄に押し出しが強くない、シンプルな味わい。だからといって味がぼんやりしているわけではない。ポイントを抑えたしっかりとした味わいって感じ?毎日食べれるラーメンってのはこんなやつだよね。

神田 本田麺業。アキバに移転してずっとえらい行列が出来てる麺処ほん田の支店?なのかな。ほん田の方には言ったことないけど、まあ土曜の神田で時間外せば人などおらんだろうと思ったらおらんかったので正解。いいねこのビジュアル。つけ麺と言うよりうどんだけどw
今となってはこのつけ麺はシンプルな王道と言ってもいいよね。何も足さないデフォルト(なにせつけると値段が跳ね上がる)だけど、十分。スープ割しても美味しい。(ところでスープ割は行為であり、割るものは割りスープだと思うんだけど、そのへんが混乱している気がするんだよな。ずっと前から)
まあなかなか行く機会もないし、アキバとどういう差があるのかわからん(ラーメンとつけ麺どっちがメインとかなのかな?よくわかんないけど)けどまた立ち寄ってみようかな。

荻窪 蛤麺しちり。再訪。この店12時からしかやってないから微妙に11:30とかに食べたいときにマッチしないのでそれもあって開店直後依頼久々。みんな知ってる「魔のテナント」に入っているのでいつまで続くかなあと思ってたけど、頑張っている。まあテナントだけの問題ではなく、そこに呼び込む力が必要なんだよね。そういう意味では明確な売りがあってよいんだろうな。
なお、貝出汁を全面に出すとラーメンって急に洋風化するのはなんでなんだろうね。そういう意味では麺の方も少しそっちよりに仕上げた方が個人的にはあってるんじゃないなと思ったりもするけど、どうなんだろうね。