novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

マイナンバーの運用について一言。

マイナンバーが発行されるタイミングで各行システムには手が入っていて、今も任意で届け出可能になっているはずなので、よっぽどのことがない限りシステム的には困らない話では有るんですが、マイナンバーはその性質上非常に取り扱いがセンシティブであり、めちゃくちゃめんどくさいんですよね。

マイナンバーのシステム設計が失敗していると思うのは、マイナンバーそのものが全面的にキーになっちゃっていることで、結果としてマイナンバーカードは無くしたら死亡だし、会社にマイナンバーを提出するのも一苦労(うちの会社は書類の手渡し禁止だった)。でも会社の経理には絶対渡さなきゃならないわけなのでちょっとアレな会社だったら漏洩なんて赤子の手をひねるより簡単に起きるし、行儀の悪い会社だったらゴニョゴニョ…

秘匿性が高いのに秘匿をするシステムが全く無い。これおかしいよね。

賭け麻雀のレートについて~点ピン合法化に寄せて

タイトルはネタですよ(半ば事実になってそれで良いのかという問題はさておき)。

よく言われる「麻雀は賭けなければ面白くない」「賭けないと真剣味が」みたいな話は賭けられないネット麻雀が楽しまれているのも、プロリーグが楽しまれているのも見ている人はわかると思うけど、事実ではない。まあ、賭けたほうが盛り上がるかもってのはあるけどね。だから仲間内で小銭を賭けて麻雀することは黙認されているし、微妙な賭博の定義の解釈論で大目に見られているわけだ。

とはいえ、事あるごとにマンション麻雀とかがガサ入れされて捕まるわけだ。プロ野球選手とかよく捕まってたよね。もっとも、僕たち一般人の「小銭」と彼らの「小銭」が100倍違っていても驚かないし、主観的には僕らと全く変わらんのかもしれないから、金持ちというのは不幸なものである。

ともあれ、点ピンだ。点ピンというのは1000点100円換算という賭けレートだ。麻雀の点数というのは一般的なウマオカ付き(後で説明する)のルールだと、25000点持ちの30000点返し、というのが普通だろう。これはどういうことかと言うと、開始時点で25000点を全員が持ってスタートする。つまり、全体は100000点あってこれを奪い合うわけだ。麻雀のゲームの1単位は局と言われ、4人が1周するのを何周か繰り返すことになるが通常は1周か2周(2周が一般的)する。ずっとぐるぐる回っていても構わないんだが、そこで区切りをつけるのは先程のウマ、オカで生産する区切りを設けることで点数が大きく動くから。戦略的に点数を上げて1位になるというのが目的だから、その方がメリハリのある戦いになるわけ。囲碁や将棋と違って目の前の相手を倒すだけではなく、点数を上げていくゲームであることが重要。

で、生産時に30000点返し、という場合、30000点が「0」の基準になる。つまり、25000点で始まる以上、何もしなかったら終了時に「-5000」になるわけだ。つまり、精算時には「-20000」を全員が負担することになる。じゃあこの20000点はどこに行くのかというと、トップに行く。これがオカつまりトップ賞だ。
(なんでこんな仕組みになっているかは定かではないが、雀荘で台を借りる費用を先払いして、トップの人が変わりに払う、みたいな話という説がある)

そして、ウマ。これは順位賞なので、1,2位はプラス、3,4位はマイナスで取られる。それ以外にも、25000点を割ってしまったときにブットビと言って周回を打ち切るルールが有り、そこでのペナルティが取られたり、特定の牌や役を上がったり上がられたときにチップを払うようなルールで細々と点数(あるいは現金)のやりとりをすることになっている。

ここで察しのいい人はわかったかもしれないが、麻雀で払う金というのはこのウマオカ等の純粋な麻雀役で点数を稼ぐの割合がかなり高い。賭け麻雀としての要素が重たくなればなるほどこの手のプラスアルファは増えていく。

で、レートである。点ピンってのは1000点100円だから、25000点=2500円である。大したことない。半荘(2周すること)1回はだいたい4~50分かかったりするから(これはやる人たちのスピードによるからなんとも言えないけど)、一時間で3000円くらいしか動かない。と思うでしょ?

「東1局(一番最初の局)、親割れ四暗刻単騎ダブル役満振込でブットビ終了ね、割れ目で192000点直撃だから-167000でトビ賞-30のウマ-30役満ご祝儀-100の更に倍で-260-167で-427でよろしく!」何を言っているのかわからないと思うが開始5分で-42700円の負債を抱えることがありえないことではないのだ。まあこれは非常に極端な例で、大抵の場合は1時間弱やって負けても-20000点くらいで終わって-20+ウマ-30の-5000円くらいで済むんだけど。

ピンのワンスリー(1000点100円、ウマが1-4位は30000点分、2-3位10000点分プラマイされる)っていうレートだったらそんな感じ。よく見ると持ち点より1-4位のウマ分が多いよね。順位を競うゲームでもあるのでこの方が熱くなったりする(8000点の上がりと1000点の上がりが同じような価値を持ったりするので)。

僕らが学生のころの仲間内の麻雀は、点5のゴットーだった。これは1000点50円、ウマは±10、±5、ってことで、だいぶ動く点数は少なくなる。ウマの幅が狭いだけでも結構違うんだよね。

点ピンが合法化されたとしても、そもそも動くお金の量はレート以外のところで結構差がある、ということはわかってもらえたと思う。だからボーダーラインとしてはなんとも言えない。一晩で二桁万円の金が移動することはざらにある、というレートであることは間違いない。昔から点ピンまではまあ…リャンピン(1000点200円、つまり倍)だとちょっと危ないかも?デカピン(1000点1000円)は確実に見つかったらアウト、みたいなことを言われていたけれど、一気に全財産突っ込める公営ギャンブルに比べたらゴミみたいなもんだよねw

レートそのものじゃなくて、結局どのくらいの時間でどのくらいのお金が動くの、のほうが健全性に対しては重要なポイントではないかと思う。

表層的な読解の話

およそ「書いてあることが読めてない」というのは書き手側の「本当に言いたいこと」と読み手側の「読み取りたいこと」が不一致な場合によく起こるんだけど、それだけじゃなくて、レトリカル部分で文字通り「書かれている」ことと「言いたいこと」がある程度分離している(つまり、あえて表層的にはそう書かれていないため、真に言いたいことは文意を深読みする必要がある)ような場合に書き手は「そんなこと書いてませんが」と言えるし、読みては「この部分はそういう意図で書いてるよね?」と言えてしまう。で、書き手の表面的な言い訳に対して同調する別の読み手ってのがまあ一番タチがわるいんだと思う(悪というわけではなくて、本来深まるべき議論に対して表現として書いてないことを持って打ち切ろうとするなら黙ってればいいのにって意味で)。

当然これは読み手側の読み違えってこともあると思うので、文章の解釈について議論を交わすことが解決への近道だと思うし、かつてのトラバの応酬ではそういったところに割と丁寧に時間を費やして応対していたと思うんだよね。

今はどうしてもブクマタワーとかになっちゃうのでアレなんだけど、読めてる読めてないってだけでアホだのバカだの言うのはおかしいというか、言語によるコミュニケーションなんてそんなに万能なものではないのだからエラー訂正をしながらやっていくべきなんじゃなかろうか。