noteが金の亡者に占領されるだなんだのいう話には実はあんまり興味なくて、実力がある人がその実力をマネタイズするのも正しいと思っていて(だって僕だって会社員としては自分の能力を金に変えているわけで)、その価値をどうのこうの言えるのは同じ立場で喰っているライバルだけだよなとは思っているものの、パブリッシュな仕事の価値ってのは結局その世に出されたものの評価と概ねイコールであるってことを考えるとまあくだらない物で金稼いでいる人についてはその金を稼いでいる事実ではなくくだらない物を世に出しやがってという部分については批判されるのは当然だと思うし、それがある種の人たちを攻撃している(そして自分がそのある種に該当する)場合は「恨みはらさでおくべきかー」みたいな感情を抱えるのも当然だと思うわけですよね。
ただまあこの話で僕自身が引っかかるのは、金稼ごうとしている人たちって金稼ぐのに消耗してんよなーってことなんだけどね。正直、僕自身がサラリーマンやってて半ば金のためって思いはありつつも、仕事って楽しいなーって部分かなり多いんだよね。そしてリターンは安定かつ明確であって。
ブロガーとして生計を立てるとかさ、もし仮に僕がやるとしたらやっぱりそれは小説家のそれと類似している形になると思っていて、稼ぎ方に汲々とするのではなく、アウトプットが評価された結果として稼げるって形が望ましい。それが出来ないのであればやる意味は無いかなって思っている(し、今んとこ無理だからやらない)。
そうじゃなくて、あらゆる手段を使って「ブロガー」として生計を立てるって考えたらそりゃ何でもかんでもやらなきゃならないし、すげー消耗すると思うのね。しかも飽きられたら終わりとか(それは小説家とか漫画家もそうなんだろうけど)。
「ブロガー」という概念自体もう稼ぐための概念(つまり仕事)ではなくなっているし、かろうじてアフィリエイターという形だけが残っている(これはパーソナリティを打ち出して稼ぐのものではない、個人事業主としての普通の仕事と大して変わらないもので、よっぽどサラリーマンより稼げないのであればやる意味ないよね)くらいであってさ。
有料サロンに移行しちゃうのもそういう意味では知名度だけで商売する奴の極北であって、消耗度も激しい気がしてならないんだけどね。もはやここまで来るとサラリーマンより消耗しているよねって。