タイトルで言い尽くしてしまった…
というのもなんなので…
不正がバレるってのは科学としては健全なわけじゃないですか。残念だけど。でまあ捏造で問題になって叩かれるってのは世の中のゴシップ体質というかなんというかで不健全ではあるけどある程度しかたないかなとも思うんだけどね。
じゃあ、そもそも捏造だったり不誠実だったりするニセ科学はなんで同じように叩かれないのかな。徹頭徹尾無視されているということであればわかるんだけど、好意的に紹介されてしまったりすらするじゃないですか。
これはどういうことか。
一つの可能性として考えているのは「かもしれないに対するロマン」かなあ。でもEM菌なんて「実際に効果が!」なんて言っているわけでしょ。でたらめだけど。Natureと結託して、EM菌論文(もちろん結果捏造)を掲載させた上で「あれ、実は捏造でした」ってやったら大バッシング大会になるのかな?
なんとなく、今回の問題を「科学の側の責任問題」にされるような気がしてならないのだけど、科学の側は責任を果たした結果として捏造を見つけるという通常業務が行われているだけであって、むしろ報道の側がニセ科学に対してもっとシビアにならなくてはならないという現実を突きつけられているはずなんだけどね。