novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

自分が何者であるかに名前を付けたくない

もうね、ミニマリストとかどうでもいいんだけど、いくらかのものを読んでて思ったのは「世界に一人だけの私という個人」という価値観は人類には荷が重かったんだよってことだなあ。
社会ってのもそうだし、大きくても小さくてもコミュニティってのはそうなんだろうけど、結局のところみんながいて私がいて、美味しいものはたいていの人は美味しいと思い、カッコイイものはたいていの人がカッコイイと思うわけで、そうじゃなかったら価値観が共有できなくてつまんないし、自分だけの何かを見つけて満足している自分が自己満足に思えてきた時が精神崩壊の危機だと思うんだよなー。

で。

そういうところで相対的に自分に特有の価値観で満足感を得たかったらそりゃあ少数派だけど分かる人には分かるカッコイイ私というシナリオしかないわけで、そうするとそれを満足させるためのサービスとかが現れるわけで、ありゃアレだ、サクラしかいない結婚相談所と大して変わらないわけだ。

大衆の価値観に迎合して生きていくことのどんなに楽なことか。

とは言え、ちょっとそこから外れた価値観でわかってる俺的な会話をしたいのも確かで、例えばAKBとか案外曲はよく出来てるんだけどよく出来ている以上の何者でもないし他のアレとかアレの方がよっぽどいいよねー的なね。

でもまあ、僕は音楽が好きでSFが好きでシステム屋として世の中が少しでも変わっていくのに手を貸すのが好きである僕という個人、という程度には「世界に一人だけの私という個人」をやって行けているので、なんとかISTとか名乗らなくても別に問題ないし、名乗るならマヨラー(じゃないけど)とかジロリアン(という程でもないけど)的な、「私の生き方そのもの!」的じゃないところに所属して大衆的な、でもどことなくとんがった私みたいなものを演出していきたい。