novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

マイナンバーとTポイントカードを一緒にするのは流石に雑だよね

こないだの与太話の件でも思ったけど、この人なんか焦ってることでもあんのかな。

というわけで私がここで気になっているのは、マイナンバー制度を

「国家による国民監視ではないか」
「自分の個人情報を国家に売り渡すなんて、リスクが高すぎる!」

と冷静に考えている人が、
時に平気でTポイントカードをあらゆる店舗で差し出していることです。
国家よりイチ企業に個人情報を握られている方が、よっぽど危険だと思うのですが…

マイナンバー制度に反対する人が、Tポイントカードは平気で貯めている不思議 | 東京都議会議員 おときた駿 公式サイト

このマイナンバーとTカードの違いを理解していないのであればこんな話しないほうが良いレベルだと思うんだけど。

僕が仕事で聞いた笑い話。
「ペイオフ対応で名寄せをしなきゃいけなくなってさあ、結果のお知らせの葉書を送ったらお客さんにすごい怒られたんだよ」
「なんでなんで?」
「「妻に黙っていた口座がバレた!どうしてくれるんだ!」だってさ」

個人情報ってのはそれ単体でそれなりの意味を持っているけれども、結局個々の企業に渡す個人情報ってのは目的を踏まえて限定的に渡している、という認識でいるわけですよね。で、Tカードで最近言われる問題点ってのは、その個人情報を提携先に広げたり提携先から収集したりするとプライバシー筒抜けじゃねーのっていう疑念なわけです。
とはいえ、Tカード番号とその他のサービスのひも付けは僕達が任意に選択するものであるし、利便性とのトレードオフというのを検討する余地がある。実際気持ち悪くて使っていない人がたくさんいる。「~な人が~している」という論法も気持ち悪い。リスクを考える人ほどTカード持ってない率上がるだろ。この理屈は(統計とってみないとわからないけど多分)成立しない。

で、その点マイナンバーは選択の余地ないからね。

「国家による国民監視ではないか」なんてことを考えるのはそれ自体がちょっと行き過ぎの心配だと思う(そしてそう考えることを「冷静」と評するのはちょっとおかしいんじゃないって思う)けど、そういう意図があろうがなかろうが、マイナンバーとして一元管理されるという事実は変わらないし、当初言われていた用途より拡大しそうな気配が出てきていて、広がれば広がるほど社会保障番号制度を利用している他国のようななりすましリスクは増大する。
リスクとベネフィットのトレードオフっていっても、リスクの方が当初の説明よりどんどん広がっていっているような現状、そこ考えられる材料足りないっすよ。