novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

人間たるもの「クマかわいそう」とくらいは思う傲慢さが必要だ

そりゃクマかわいそうですわ。

クマかわいそうってのは実に人間側の理屈であって、クマかわいそう、でも人間を襲ったんだから駆除するのは仕方がないことっていう話はまあ生物ヒエラルキーの頂点に立っている人間だからこそ言える話ではあるわけです。

野生生物保護だとかレッドブックがどうとかってのはそういう意味でも中々傲慢な話ではあります。争いを繰返し絶滅したり進化して別物になったりして回ってきていた生物界の掟そのものを変えてしまうのが人間という存在。
「邪魔くさいから死ね」の方がまだ自然ではあります。でも、猛獣駆除は可哀想だし、うなぎだマグロだを保護しなければならない理由は「将来食えなくなるから」。いい。実にいい。頂点立ってる感ある。

本当はさ、保護とかじゃないんですよ。線を引くのか線を引かないのか。退くのか攻めるのか。駆除するということは生活圏として制圧するという意志で、そこが「人間のものである」という意志によって行われているよね。日本の土地は全て日本に属する人間のものであるから。保護区みたいなのは野生生物に対する領土の割譲だね。そこを生活圏にしないという宣言というか。

かわいそうっていう感情と自分たちの都合による行動を両立できるのが人間という存在の不思議な能力。「かわいそう。でも駆除」こそが人間らしさであり、「かわいそう。駆除しないで」は人間としての自覚が足りない。いっそ「かわいそうじゃない。自然なことだ。人が襲われるのもクマが殺されるのも」ってくらいのほうがまだ整合性の取れた思考なんじゃないかと思う。