novtanの日常

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今日のラーメン:ラーメンの味の濃さとは

暑いせいかもしれないけど、昨今のラーメンの味の濃さあるいは強さみたいなものが信奉されすぎているのでは、という疑問を最近持っている。これラーメンに限ったことではないと思うけど、味の濃さを良しとする風潮は特にここ最近は強いんじゃないかと思うんだけど、日本の食って本来そうだっけ?という疑問。

さて、また溜め込んでしまったのでさくさくいきます。

高円寺 らーめん健太。替え玉食べ放題なので連日長蛇の列なんだけど、一度は食べてみたかったので並んだ。暑くて死ぬかと思った。ここで衝撃の事実。替え玉食べすぎると玉切れになります。並ぶならお早めに…ラーメン自体は旨味はあるけど油濃かったりしない、ちょうどいい感じの、博多で食った締めラーメンに近い感じのテイスト。替え玉何杯も食うもんじゃない気がするので、そこを売りにしないほうが良い気がしなくもない。

野方 花道庵。昼食いに行って行列できてないときに入る感じだけどすごい行列にムラがあるよね。個人的にはここが濃くすれば旨いだろうの第一人者みたいなイメージを持ってしまっている。まあそういう暴力もラーメンの魅力の一つだ。

王子 六麓 豚らーめん。これは良い二郎…奇をてらってなくて非常によろしいです。どうしてもジェネリック二郎にはなってしまう感あるけど、逆に二郎が好きな人の選択肢になるので問題ない。

高円寺 山と樹。東高円寺の一度行っときたいラーメン屋、3回くらい臨休を食らってここに流れてきたのも2回目ですが、1回目につけ麺くって感動したので二回目はラーメン。うん、その時の印象そのままのラーメンが出てきた。まあここ最近の意識高い系の一派な感じの味なんだとは思うんだけど、主張が強すぎずとてもバランスの良さを感じる。

荻窪 there is ramen。なんかだいぶ人気店になってしまって昔、ここが迂直だったころの並び方が復活していたw。コスパも良かったんだけど、やっぱり昨今の流れには逆らえず結構な値上げ。もうラーメンってなんかトッピングしたら1000円じゃ食えなくなってきましたね。スッキリしつつもはっきり煮干しが利いている。

春日町 丸源ラーメン。この大人気チェーン店、ようやく食べれた。まあラーメンの味はチェーン店とはいえ、かなり完成されていて普段使うには良さそう(空いてればだけどさ…)。店員も活気があり感じが良かったのでこりゃファミリー人気になるよな。

練馬 GOTTSU。混んでなければいい店なので混んでないときに行きます。この手のラーメン屋の難しいところは、永久に耳目を集められるわけでもなく、かといってたまたまこの辺に来て旨いラーメン屋があるらしいよ、という客需要にちゃんと答えなければならないところ。どうしても地域密着、毎日でも食べたい、みたいなことにはならないのが厳しいところもあるかもしれない。

新橋 ニューともちんラーメン。いわゆるちゃん系ラーメン。なんだけど、今まで行ったちゃん系と一線を画しているような謎の旨さがあった。あと安い。とにかくなんか旨い。並びはきつい。サラリーマンの味方なんだが並びが敵。

三鷹 元祖スタミナ満点らーめん すず鬼。ここ宿題だったんだよな。夜出かけることがあったのでその帰りに思い切って行ってみた。ここの店主はずっと練馬近辺でいろんなお店にチャレンジしていて親しみはあるんだよな。で、ついたら夜中なのにすごい行列でまあ大変でした。
ラーメンの味は見た目のとおりのインパクトで、前にたた味でも書いた通り、これはこれでこういうのでいいんだよ系で大変美味しかったです。たまに食うには良いと思う。昼業態の店にも行っておきたいな…

東十条 ミゾグチヤ。二郎インスパイヤ×ネパールという謎のラーメンを出すお店なんだが…いやこれが思いの外旨い。よく二郎インスパイヤ系といいながら薄いだけの二郎を出すお店が跳梁跋扈していた時期があったけど、インスパイヤって言ったらやっぱりこういうのを作らないと。気持が素晴らしい。

赤塚 中華SOBA 惠ばら。このへんは個人的に空白地帯で、色々行くところに迷った挙げ句たどり着いた。この不思議なラーメンはブレンダーで泡立てた系のラーメン。おしゃれ。奇をてらった感じはするけど味は王道っぽい感じがして、そうすると何でこうしなければいけないのか、はちょっとわからなかったんだけど、ともあれ美味しかった。

麻布十番 鶏そば十番156 麻布十番本店。なんかこの辺に用事があり。ラーメンバー(棒じゃない方)みたいな感じのお店だった。まあ特筆するべきことはないかな。普通でした。

東高円寺 だしと麺 遊泳。ここよ臨休に高頻度でぶちあたったのは。事前に調べとけって話ではあるけどね。ともあれ、ようやく開店しているときに行けました。まあ麺を食わせようという感じはとてもあって、たいへん美味かった。ネギに謎の存在感があった気がする。ちょっと何回か来てみようと思ったんだが並びがまあまあ面倒。時間調整していくかな…

朝霞 瑞山。久々に。月曜限定で麻婆やっているらしく、頼んでみたんだけど、マーボー麺と言うよりは麺麻婆かけみたいだった。そりゃご飯と麺どっちにしますかって聞かれるわ。ラーメン屋なんでと思って麺にしたけどこれはご飯が正解な気がする。でも麺でも美味しかったけど、もうちょっとマーボー麺的にしてほしい感じはした。

大門 天虎。超久々に行った。なんかインターホンで注文する謎の方式になっていたw
まあなんというか、懐かしい感じの味がしました。これが最先端だったころから大きく変わってるわけではないんだろうな。これを守り続けられるのがこの店の実力だよな。

新橋 谷瀬家。有名かつ人気店。相応の美味しさはある。場所柄もあってちょっと高いかもって思ったけどまあ仕方ないか。どうしてもこの店じゃないと、みたいな何かはない気がしなくもない。最近家系食べすぎているからかもしれない。

吉祥寺 ハナイロモ麺。まあ見ての通りなんだけど、これもちゃんと二郎していた。まあメニューは大分色々あるんだけど、基本の二郎インスパイヤ部分がしっかりしているから大丈夫な感じがある。

大門?MENクライ。ここはやっぱりこの麺をもしゃもしゃ食べる店だから油そばかつけ麺がいいよね。結局油そばが一番うまい気がする。この店が続かないテナントでもう大分続いているから頑張ってほしい。

練馬 見田屋。場所と値段と味のバランスを考えると普段行く家系はここだけでいいんじゃないかと思うくらいは自分の中で行かずにもったいなかった感がある。家系の旅はあと江古田のYOROを再訪したらだいたい終わりに近づく気がしている。

新橋 和市。月とスッポンの跡にできた。煮干し系。今のところこの手のラーメン屋としては普通感があるけどなんどか行ってみようかな。

池袋 こってりらーめんなりたけ。行く機会がなくスルーしてたけどついに。うんまあ確かにこってりらーめん。嫌いじゃないよ。ただ今求めてるのはこれじゃなかったかもしれない。

保谷 麺屋大弐。どう見てもそば。そばにしか見えない。実際つけダレもそばつゆに極めて近い。名前ももりそば。これもうそばじゃん。そばなんだけど、麺がラーメンの麺なのでつけラーメンです。ここのボーダラインは難しいぞ。そばがそばじゃないからそばじゃないという禅問答になりつつある。ただまあ味は普通のそばとはぜんぜん違うし、個性があってよい。次はもう一つの看板メニュー汁なし中華を食べに来るかな。灼熱ではない日に…

九段下 井さい。ここはもともと野方で店借りたら煮干し臭いと追い出され、中野もなんかの理由でダメで店を探してようやくここに落ち着いた、という話を聞いている。ようやく食べれた。入ってみたらそんな強烈に煮干し臭い店じゃないんだけどなあ…そんな経緯もあって、なんかえらい価格差があるけどチャーシュー入れよ、と思って頼んだら見ての通りドッチャリ入ってきた。美味かったけど、この半分で中間の値段設定があるといいなあ。
にしてもようやくたどり着けたこの場所、あんまり良くない。駅から遠い…夜行ったけど昼のほうが近くの勤め人が来たりするかな?味は今となってはオーソドックスな感じには思えるけどクオリティは良いのでとにかく頑張ってほしい。ここは野方にあるべきだったのではと思ってしまう。

ひばりヶ丘 サニー。東池袋大勝軒の系譜らしいけど、まあそんな感じ。この手のお店は選択肢が多様化した昨今としては内容と値段が若干ギャップが出てきてしまう感じするけど、常連さんに守られて繁盛しているように見える。個人的には懐かしさはあり、新しさはないのでわざわざ来る店じゃないけど、地元にあるといいよね。

野方 ご恩。今季の冷やし担々麺です。去年食べたのより肉の食感がゴリゴリしてなくてよかった。進化しているのか?値段も上がっちゃったけど、とにかくここは個人的に絶対オススメ店なのでぜひ。交通の便は良くないけどぜひ。

浜松町 らぁ麺酒場 ななみ。前行ったときも思ったけど、まあ無難な感じ。見た目はチェーンのニオイがするけどこのくらいの値段と味なら許容範囲。

東十条 燦燦斗。やー、ようやく行けたわ。夜しかやってないし営業時間短いし、仕事早く終わってほぼ開店ダッシュみたいなタイミングで行けたのでとても良かったわ。そしてこの店の人気の秘密をようやく…
うーん、やっぱり長く続くラーメン屋というのはこうでないといかんという、非常にバランスの取れた旨味。冒頭申し上げました、暴力的な味とは一線を画している。ジャンクなラーメンも好きだし、旨味を重視した意識高い系鶏清湯系ラーメン(バカにしてないですよ)も好きだけど、初期の青葉から始まった当時のニューウェーブ系の文法でしっかりとまとめてきている感じがある。これが「ラーメン」なんだよなあ。最近の風潮からすると物足りなく思う人もいるかもしれないけど、当時のラーメンというのはこの方法論でいろんな組合せや組み立てを工夫していたんだよな。今の、二郎(系)、家系、中本が人気を得て店を増やしていくのとは全く違う、1個人が1店舗を一生懸命やるのでいっぱいいっぱいなラーメンの最高峰の一つがこれなんだと思う。

阿佐ヶ谷 あさが屋。品質高めの家系。ちょっと店が狭いというか壁が近い感じがする。家系って二郎とは別の意味でプレッシャーを感じることが多いので、そういうところがちょっと気になっちゃうかな。でも大変美味しゅうございました。