novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

エリートは月100時間残業程度では殺せない

だって月100時間ですよ?毎日終電前で帰ったって超えちゃう程度ですよ(ただし制度による)?エリートがそんなんで死ぬわけないじゃない。

というのは、実際のところある程度は事実だと思っている。だから、「月100時間程度で」とグダグダ言う人がたくさん出てくる。実際にはいわゆる過労で死ぬ場合は月100時間なんてもんじゃない労働がサービス残業、帰宅後の仕事、稼働に入らない接待などで費やされているわけで、常態的に200時間以上残業している(これは流石に死ぬ)ようなことも疑ってかかるべきだし、それ以上に仕事というのは時間ではなく質でダメージが大きく異なるのだから、少なくともホワイトカラーの働き方の負荷を単に時間で測ること自体が間違っている(これは100時間余裕だぜってことじゃなくて、定時で帰ってもダメなものはダメなんである)。

電通みたいな会社がセクハラ・パワハラの巣窟かと言うと、必ずしもそうではない。そこではやりがい搾取とは到底言えない将来的なリターンも含めた未来は見えるし、その為に色々なことを乗り越えていく覚悟のある人が集まっている。

逆に言うと、そういう人が集まっているという認識が安全弁を完全に外してしまっているという側面もあるのだろう。降りたら負けなんて言っているようではダメで、社風が肌に合わないくらいに理由でとっとと逃げ出すというのもある種の覚悟を持った職業の選択なんだと思ったりもする。

潰しが効かないプロブロガーという職業の寿命とライフサイクル

某師がついにホメオパシーに手を出したと話題ですね。ホメオパシーのことをウェブで書くのは最初からホメオパシーに引っかかってしまっている人が殆どですが、そういった人の更に殆どは今までそういった類の情報へのリテラシーを持つことの出来る機会が(高等教育機関が力不足ということもあり)少なかったということが推測はされます。で、それ以外の人の殆どは「騙そうとしている人たち」なんですよね。
で、某師なんてのはどっちかというと自分は優秀であるという前提でものを言っている人なのですが、そういう人が今更ホメオパシーに手を染めるということは自分が実はバカだったということの表明か、他人を騙そうとしていることの表明のどちらかにしか見えませんよね。見えないんですよ。

プロブロガー的な人がそういったネタに逃げるということは、もはやマネタイズに限界が来始めているという兆候とみなすことができそうです。何しろプロブロガーという職業はPVを集めるか馬鹿な信者を集めるかしか稼ぐ手段を持たず、しかも本質的にはスキルといえるようなものがあまりない(そういった意味では純粋アフィリエイターのほうがまだスキルフル)人気商売ということで飽きられたら完全に終了なわけじゃないですか。

でもこういう話はもはや延命措置のために麻薬打ちましょう(延命になってない)みたいな所業であってね。

残念ながら、その程度の話なのかな、とは思っています。

結局のところ、仕事とは何なのか

読みました。
「マッチョ職業」と「自殺や過労死するくらいなら仕事辞めろ」 - いつか電池がきれるまで

今回の話はちょっとここで語られている王道ではない気もする(もちろんfujiponさんもそれに触れているけど)とは言え、こういう仕事とは何かという話はぶっちゃけ「人生観」の部分もあるので、巨乳派と貧乳派くらいは話が合わないカテゴリーの問題だと思うんだよね。

何のために仕事をするのか、という観点が人によって違うというのは当たり前で、仕事is人生の人もいれば家族is人生の人もいれば趣味is人生の人もいて、それぞれのレベル感も全然違って、家族is人生だから収入を確保するために死ぬほど仕事する、という目的的仕事人生の人もいたりするわけでこればっかりはブラック企業云々という以前の問題として当人の問題があるし、ここで言うマッチョ職業について過度に言い立ててもどうなるものでもない。ブラック企業のブラックたる所以はそこまでする価値がない仕事に強制的に時間を使わされた挙句応分のリターンもない、というフルセットな部分があるし、まあそうじゃなくても法令遵守できてなかったらブラック企業で良いんだけど、実際問題世界がホワイト企業ばかりになるってことは想像できないというか人間ってそういうものではないと思うから法令ってのは弱者が守られれば十分なんじゃないかと個人的には思っているけど。

まあ、仕事is人生なのであればそういうのに縛られないためにも起業の道を選ぶべきなんだと思ったりはするけど、そうは言っても大きい仕事は大きい会社でしか出来ないことも多々あるわけで、結局のところ本人がやりたいんだったら(かつ待遇的に閾値を超えているのであれば)やればいいんじゃない、とは思うんだよね。

僕は「家族を大事にすべき」とか「自分を大事にすべき」とかそういう考え方を仕事を好きでやっている人に言ってもしょうがないんじゃないかと思っていて、だってさある意味それは趣味で死んだら本望の世界の生き方なわけでさ。そんなこと言ったら夢を見るのは犯罪と言っているのと同義なんじゃないかって思うわけでさ。世の中にはミュージシャンや芸能人や売れっ子漫画家になれない死屍累々が積み重なっているわけだし、それもまた人生なのであって。

だから、というわけでもないか。逆に仕事は別に大事じゃないけど稼がないと生活できないし、という人がどのように仕事が人生の人に巻き込まれないで済むか、ということは社会の重要なテーマではあるわけですよ。個人的には好きじゃなくても人生で最も多く時間を費やすことなんだからなにがしか成果を求めたやったほうがお得だよ程度には考えてほしいんだけどね。

世の中から仕事がなくならない限り、この問題には最終的な答えはないんだよね。