2年ほど前、ソフトバンクがやらかして、ソフトバンクだけ動かないスマホゲーが出たことがありました。
togetter.com
で、ドコモやってたんだけどね(同意をとって初めて設定できることになっているはずが、勝手になっていたという証言多数あり)。
IT屋さんの中でもこの話は結構評価が割れていて、「通信量減らすんだからいいじゃん」的なコメントは多数見られているし(そして一部炎上したねw)、今回の件も同様。純粋に通信の効率化という観点から言うと圧縮できるデータを圧縮するほうがよい、というのはわかるんだけど、それはやっぱりEnd to Endでやるべきことなんだよね。大体、この手の圧縮は非可逆なものになるわけだから、その時点でユーザーの期待値とは違うものが届いているわけ。
ところが、例えばヘビーな漫画村ユーザーのような使い方であればさ、ギガの減りが緩いというメリットしかないわけだ。しかない、というのはリテラシーが低いことに起因してデメリットをデメリットと感じないからではあるが。
これもまた根深い問題で、通信の秘密を侵しているとかよりも目先のギガのほうが大事だよね、となってしまう。だって秘密にするような通信してないしーみたいなー。これは断絶するだろうなあ。
しかも、httpsで通信すると今度は帯域制限をかけるらしい。mineoの考え方はシンプルで、徹底的にユーザーあたりの帯域を「最適化」しようとしているわけだな。世の中がみんなhttpsになってしまったらユーザーの使い方も通信先くらいでしか判断できんようになるわけで、こりゃもう帯域制限しかない。
世の中のサイトが早くhttps化Onlyになればmineoは単なる究極に遅いプロバイダーとして滅びていくんだろうけどなあ。