novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

なぜ「通信の最適化」と言うのか

優良誤認になるからかなーとか思ったり。本来であれば「通信の劣後」とか「劣化」とかそういう言葉が妥当です。

で、本当は流量制限のみを掛けるべきなんだよ。でもこれだと「ことがあります」が「だいたいそうなります」になってしまうので、宣伝文句との乖離が激しくなる。だから、ユーザーにばれない用にやりたい。であれば、圧縮できるものを圧縮するか、となる。でも経路レベルだとアプリケーション的な操作ができないから、改竄をするしかないんだよね。

これを「別にいいじゃん」と現実的に認められるのは人間系が取扱うデータだけであって、例えばスマホから納品しようとした画像が勝手に圧縮されたとかだったらおかしいわけだし、圧縮するというのはあくまでキャリアが言っているだけであってそれが可能なのであれば圧縮じゃない他の操作(トレース情報の埋込とか)だって可能ってことになっちゃうよね。圧縮だからよいというのは圧縮だから良いと法律で決まっているわけじゃない以上、他の操作もなし崩し的に認めることになるし、だからこそ、「実質的な改竄に対してオプトイン方式で同意を得る」以外の手法でこれを行ってはならないはずなんだよ。何年か前の事の発端のように、アプリが動かなくなることだってあるわけで。
それだって、「具体的にこういう操作をします」という提示の下でないとやってはダメだと思うけどね。

マンガを読むのに多少画質は荒れるけど圧倒的にギガが減らないプロバイダーです!なんていい宣伝文句だと思うけど(といいつつ、実態としてはそういう画像は最初から相応に圧縮かかっているはずなのでわかるレベルの劣化になる可能性高いけどさあ)。

「たとえ回線速度が制限されても画像の品質を守らなければならない用途では一切使い物にならない回線です」ということを契約前に説明できなかったとしたら今回の件は明らかに優良誤認なわけで、それを「通信の最適化」なんて言葉でごまかしている(つまり、この責任を回避しようとしている)ことが本質的な消費者として問題にすべき話だと思うわけ。だから、別に画像が劣化しても困りませんって人が「同意する」にポチッとする方式で何ら問題ないはずだし、それをシステム的にできないなら画像が劣化しないことを期待して契約した人に解約料無しで解約できるようにすればよい。
通信の秘密、という根源的な問題を離れて考えた場合、そのくらいの問題であるのに一切そういう対応をしないで約款にあるので問題無しとする。これは企業として不誠実と言うしかないんじゃないのかしらん。