novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

リモートワークは難しいよ

いろんなことをPCで完結できる時代だから、会社のPCと会社のシステムに繋がる環境さえあれば大抵のことはできるようになった、というベースの状況と、各自がポータビリティのある端末をもっているか、とか、労務管理できるか、みたいな部分は大きく話が異なるので、
「普段は出社しているけど別にどこででも仕事できるよ」
だった人と
「会社に出社しないとそもそも端末がないよ」
という人では難易度は違うし、会社の仕事って自分に割り当てられた成果物を期日までに作るという仕事に従事している人は実はそう多くはないんじゃないかという気もしているんですが、なにぶんシステム屋に勤めているとそれ以外の企業の仕事のあり方はよくわからんというのが本当のところ。

とてもわかり易い話として、工場や実験室は家に持ち帰れないよね。

リモートワークできることを特権とは思わないけど、特殊ではある、という認識ではいます。ただ、1億総事務仕事(言い過ぎ)の日本においてはできるできないの不公平感はまあまああるってのが現状なのかなと思いますね。

個人的には、自宅でリモートワークは境界が曖昧になっちゃうので基本的にはワーキングスペース的なところでやりたい(今回の事態は特殊なのでともかくとしてね)

個人の権利全盛の中で公衆衛生を考えること

権利とか、自由とか、前提に安定した政体が合ってこその話ではあるとは思いますが、それは「権利があるとかないとか」という話ではなくて、それが安定的に実現できるかの話でしかないのでまあまあ難しいことではありますですね。

公衆衛生もその一環にあるものと捉えているんですが、良い対処と思われるものが「運が悪ければ自分が犠牲者になる」ものであることを受け入れられない結果、対処事態を拒む(予防接種拒否とか)ことでかえって犠牲者になる確率を上げるような行動をとってしまいがちなのは、人間が合理性というものに対して向き合うことの限界みたいなものを感じてしまいますね。

例えば「閉じ込められた6人で8連装の弾が一発だけ入った拳銃でロシアンルーレットやって弾が出るか全員引き終わったら開放、時間切れになったら全員死亡」みたいな状況であればまず間違いなく全員引き金を引くと思うんですが、「1/3の確率で死亡する毒を飲まされた6人が一つだけ絶対死ぬ毒が混入しているワクチンを全員飲むか全員飲まないかのみ選択できる」みたいな選択肢だと行動は割れると思うんですよね。

震災のとき、まあまあ自己犠牲的な行動を美化するなという話が出た記憶がありますが、なんとなくここも戦争の爪痕、すなわちトラウマが悪い方向に働いているような気がしていて、個人的には「運が悪い」ことも含めたこういった問題に対して適度な諦念を持つことが成熟した社会なのではないか(執着しすぎる社会は少なくともいまのリソースでは建設的ではないのでは)と思ったりもします。

もっとも、これはすぐに弱者に犠牲を強いる考え方になりがちなので、コントロールの難しい概念の話ではあります。お役所だってこれまで数々の問題を起こしてきていて(薬害とかね)、公衆の利益のために引き下がれって言われてもそりゃ違いますよね、というところもあるし。なので、正しさを突き詰めて出てくる割り切りを正しく飲み込み運用できる社会、というのは当分来ないだろうし、本当はそれを必要としないくらい、社会の問題がどんどん解決されて行くような社会が望ましいのかもしれず、そこを突き詰めていくともう地球が狭すぎるというのが結論になっちゃうような気がしてしまいますね。

革靴は好きなんだけどさ

なんでも革靴についてのエントリが流行中らしい…

んですが、僕もまあ革靴はよく履く職業なので社会人になってから、色々考えた。で、どうしても履きつぶす事が多いなあと思いつつ、多少実入りが良くなってくるとそこそこの靴(3万~)を買おうと思うわけだ。

ところがですよ、これみんな言わないんだけど、いい靴を履くとそれにふさわしい上下になるべきじゃないですか。ところが、靴がウン万だとスーツはウン十万になるんだよね常考。

と思ったわけですよ。とってもじゃないけど、エドワードグリーンとかジョンロブとかそういうのはね。あと、イギリスの靴ってやっぱりちょっと大作りに見えるところがあって。

当時僕が好きだったのはヤンコとかそこから分かれたメルミンとか。スペイン靴ってイタリア靴みたいにデザインに振り切ってないし、マッケイは雨がちょっと日本的にはなーと思っていたりもしたのでごつすぎず薄すぎないスペイン靴が良かったんだよなー。

でも、色々あって、まあ靴が見られる商売でもないし、靴だけ存在感あってもヤダしと思って次第に安めのビジネスシューズ、しかも歩きやすいことを重視(主に重さだよねグッドイヤーは重いんだよ)。

とはいえ、姿のいい靴を見るのは目の保養なので新宿伊勢丹メンズで靴を眺め、スコッチを眺め、何も買わずに帰るということをよくやってたなあ。


というわけで、テクシーリュクスが最高という話でした。