早速、左派の方々を中心に、過去の発言を掘り起こして川淵氏の会長就任に反対するハッシュタグ祭りが始まっている…。大事なのは現在と未来だし、人権を強調されるのであれば、ウイグル等でジェノサイドを現在進行系で行う中国・北京の冬季五輪開催に何か言うことはないのかとさすがに申し上げたい。
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) 2021年2月11日
「大事なのは現在と未来だし」という言葉は一見すると当然のことを言っているように思えるんだけどさ、そうじゃないよね。
というのは、こういった立場は「実績」によって選ばれ就任するわけじゃないですか。だから、百歩譲って現在はともかくとして、未来に関して言うと「成長を期待される会社の新陳代謝」とかそういうものならともかく、もうそれほど期間がない中で目の前の課題をきっちり片付ける立場としてはちょっと違うよね。その立場に相応しいかどうかはもちろん現在が大事なんだけど、過去に問題があるのであれば、その過去の問題ときっちり向き合ってクリアしてきたという「実績」がやっぱり必要なわけじゃない。それをちゃんとやっていれば昔の発言をほじくり返されても具体的な反論が可能だよね。もっというと、「具体的な」反論が過去にきっちりエビデンスとして残っていて、今の自分がそれに恥じない活動をしている、ということが理想的だよね。