novtanの日常

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ニセ科学が無くならないのは科学が完璧どころか惰弱だから

なんかここ数日ニセ科学関連の話を目にする機会が増えた。暑いからかな。

純粋に世間の無理解と戦う未来の大科学者ってのはそんなにいないし、人々の目に触れることもあまりない。世間の目に触れる、戦う科学者は大概ニセ科学なんだけど、それを判断する能力はそう簡単には一般化しないよね。

大抵の問題は、例外とか極低確率の事象において否定的な言説に晒されやすいという弱点をもつ科学においては、白黒はっきりしないことが多い。科学の問題を現実的に適用する場合にもっとも身近なのはリスクの見積なんだけど、世の中を確率と統計で割り切れないかなりの人々(割り切れる人ばっかりだったら宝くじなど売れないだろう)にとって、リスクを見積もることはかなり難しいことだと思う。
世の中が白黒の2色でできていないことなどわかりきっている話なのに、リスクという点では白黒を求める人が後を絶たないし、それを利用して人をだますやつの多いことと言ったらね。

なぜだか知らないけど、ニセ科学を信じる人達は、科学の万能性と完璧性を信じていて、そこにそれがあるということも信じてしまっている。

科学者より科学信者であるのがニセ科学を信じる人達なんだろうと思うんだよね。完璧な科学がそこにあると信じているような。