水も塩も砂糖も摂り過ぎたら死ぬ。空気だって二酸化炭素ばっかり吸っていると死ぬぞー。外には自動車が暴力的に走り回り、電車の中は病原菌でいっぱい、階段は転ぶかもしれないしアスファルトはつまずくかもしれない。
なんて事考えて生きている人滅多にいないよね。ところが、公害病とかが顕著だけど、水(に混じっている有害物質)や空気(に混じっている有害物質)のおかげで大変なことになることもある。でも、だから空気には常に慎重に臨むべき、とは思わないんだけど。
そういうことで原因がはっきりしないけど事象は明らかな場合に取るべき回避行動ってのはそれなりにあるだろうし、因果関係があるかもしれない要因が「思いつく」からと言ってはっきりとした事象が出ていなかったり、他の理由で十分説明がつくという場合にその要因を「明らかなリスク」と捉えることは必ずしも有益ではないよね。リスクを回避するための行動が他のリスクを呼びこむことだってあるんだから。