novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

コミュニケーションコストの在り処

togetter.com

女性が男性に言うセクハラですよ、という指摘は男性が女性に対してコミュニケーションを行うコストを上げてしまうことになる。別に、そのこと自体は問題ない。というか、コストが上がったことを自覚し、リスクとリターンが見合わなくなるからこのような指摘がセクハラを抑止することになるわけだ。

要するに、これはリスクの認定であり可視化であり、回避行動のトリガーになる。この手のリスクは「人間として尊重」程度の心構えでは到底回避できない。「痴漢をされる方が悪い」と「セクハラと思われる方が悪い」で、後者はしょうがないと許容されるものなのだろうか。

もちろん、世の中の人間関係が全てそういう原則で成り立っている、というわけではない。ハラスメントが発生する前提はそこに線を引くべき世界があるからだ。会社や公的な組織においてそれは成立しやすい。
でも、実際には社内恋愛、結婚だって日常茶飯事である。そういうのが多い会社はこの手の問題はあまり可視化されない(が、暗黙的に問題が許容されていてある種の人には大変つらい職場の可能性がある)。

まあ少なくともここで書かれているような、コミュニケーションコストの支出をできるだけ抑えようという行動はそれ自体は避難されるべきことではないよね。結果としてコミュニケーションの輪に入れないことで不利益があるのであればそれはそれで別のハラスメントなだけではある。