novtanの日常

ネタです。ネタなんです。マジレスする人は撲滅すべき敵です。だからネタだってば!

過剰診断の問題がなかなか理解に至らないのは世界観が違うから

一読して、反応も含めて、だけど。

結局のところ、この非常に単純な話が簡単に結論を一致付けることができないのはもはやこれが論じる目的を異にしているくらいしか理由がない。

10000人に1人のリスクを救うために300人死ぬのを許容すべき的なワクチン反対論者(当然彼らは多数が犠牲になる側のことは言わない)と同様に、過剰診断についてもそこで起きるデメリットではなく、ごく限られた範囲の物事を解決することだけが正義であり、それ以外はロジックの正しさではなく、前提の誤りの指摘(という名の特定目的だけにフォーカスした世界観の持ち込み)を行っているだけなので、相互理解は全くできない。

決定的な変数X(本来は定数)の中身を無理やり変えてこっちが正しい、あっちが正しいというのはもはや議論ではないんだけどね。


そういう点も踏まえて考えると、(あえてこう言うけど)こっち側の人間が最も重要視すべきなのもまた世界観の提示なのかもしれない。そして、その世界観は時として全体主義に見えることもあるかもしれない。反ワクチンや産婦人科問題が一定量の問題行動にまでつながってしまうのはいかにも「個を重要視していない」ように見えることが原因の一員だろう。不幸なことにこれは大いなる勘違いで、リスク評価が多面的でないことによって別のリスクを極端に低く見積もってしまっているだけであるのだけれども。