novtanの日常

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エンジニアの給料の上がり方というもの

某D社がどういうものなのか、というのはさておき、会社がどのような事業構造になっていて、社員がどのような役割を期待されているのかで給料の上がり方は大きく異なる。

SIer的な、人が「稼働する」ことが売上に直結する仕事は若くてスキルが不十分でも稼働させる中でスキルアップを目指すことが多い。スキルアップが緩やかでも急激でも、年単位で大きな差がつくことはないし、10年単位だと50~100万は年収の差がつくことはある。これはいわゆる年功序列ではなく、単にベースアップの効果の部分もあり、逆に言うと、スキルが足りないことで全く年収が上がらない、という事態はあまり起きない。でも、飛び抜けて高い給料はなかなか期待しづらい。
SIerではなく、特に自社プロダクトやサービスを持っているところで採用時からすでにスキルが評価されているような場合、それが新卒であろうが中途であろうが、そのスキルは活用されることを前提とした給与になるはずなので、仕事で具体的な成果が出ないと給料は上がりづらい。だって採用の時点でスキル評価しちゃっているわけだから、そこから目覚ましいスキルアップがあり、給料を上げてでも離職を阻みたい、ということがない限り会社にとって給料を上げるにふさわしいタイミングは「儲かったら」でしかないよね。自分が主観的にレベルアップしたらそれにふさわしい給料が得られる、というのは全くの幻想に過ぎない。だから、給料を上げたいエンジニアは自分のスキルを客観的に評価し、市場の相場と照らし合わせ、ギャップがあるなら転職活動をする、ということになる。これ自体は非常に当たり前のことなんだけど、問題は会社に評価されないと悩んだり、自分はもっと貰えるはず、と自分を買いかぶったりすること。そういう不幸なギャップを防ぐためにはエンジニアとしてはやっぱり人脈を築くのが大事だし、これはハイスキルジョブホッパー系だけじゃなく、SI系のエンジニアの転職にとっても大事なことで、本当にスキルがあってそれで転職ができる人に転職エージェントは要らないんだよね。