12月になると何故か西洋の風習に合わせて技術記事がアップされるというおかしな風習があるみたいなんですが、まあ、社内ブログとかならともかく、インターネットに公開する技術文書で変に締め切りに追われるようなことは良くないよなーと思わざるを得ない内容が目白押しってのももう風物詩ってことでいいんですかね。
ともあれ、失敗の共有というのはそれがレアな事例であるほど大事なことではあるんですが、一方で、「アタリマエのことが出来ていない」「そもそもロールがおかしい」「え、頭大丈夫」みたいな記事が並んだときに、それが実際の業務に近ければ近いほど(つまり、筆者がエンジニアとして何のシステムを担当しているかがどの程度推察されるかがわかるほど)、サービスそのものの価値を毀損する記事になりがちなんですよね。
失敗事項の共有にしても、表に出していいものと出してはいけないものがあったりして、これもコンプライアンスや危機管理の一貫で制御されるべき事項ではあるんですよ(もちろん、個人が個人のシステムでやらかした分には問題ないけど)。だから、失敗事例が嬉々として「会社の看板付きで」語られていたら、心あるSIの人とかは必ずその会社名は見ています。なんのため?もちろん、近寄らないためにね!