novtanの日常

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技術者淘汰と単価アップに向けて

平たく言うと、ITシステム構築の事務作業化によって引き起こされたスキルの低下が業界を殺しているわけです。某巨大案件にしたって何にしたって、要件なんかにゃ全く興味ない事務作業屋がひたすら間違った設計書に基づく間違ったプログラムを作り出す間違った定義を作っている結果上手く行かないってことなんじゃないのかと思ったりします。

結局のところウォーターフォールとアジャイル何が違うのかというと間違いを見つける速度が早い(決して効率がいいわけではない)ということと、巨大案件になるとオーバーヘッド工数がウォーターフォールに比べてそれなりにありそう(トータルでこっちのが時間かかるというわけでは必ずしもない)というところが決定的に違うのかなあというのが取り敢えずの結論かな。

つまり、「決定的にダメなシステム」を作りたくなかったらアジャイルだよね。ただし、金を出す側は結果が出ない覚悟をある程度はしていないと上手く行かない。

で、コメント貰った中にもあったので最終的な話として、やっぱりこの業界、技術者のレベルが現状のままではダメですね。これは教育の問題だけではなく、資質の問題、すなわち、別にITのエンジニアになんてなるつもりのないあるいはエンジニアになりたいと思っているけど努力しない、あるいは努力はしているけど向いていない人たちが淘汰される時代にいずれはなるんじゃないか、という話です。人海戦術では(よい)システムは作れないということが骨身にしみているお客さんが増えれば増えるほど(これはそういうのが骨身にしみていない会社が淘汰されていくということも含みで)エンジニアの価値がきちっと評価され、優秀な人材が良い待遇で業界に入ってくるという好循環を期待しなくてはならないんですよね。