東京チカラめしの挑戦と挫折というタイトルで一冊書けそうな気がする２０１３年もそろそろ終わりです。今年の各店の印象について個人的な総括をしておくことにします。
東京チカラめし
いやーざんねんですねー（棒
ご飯が不味いというのが致命的という意見の多かったチカラめしですが、専用の機械まで使って始めたもっともウリであった焼き牛丼があっさり他店の施設でもパクり可能だったという時点で今の結果はわかりきっていたと思います。
個人的には急拡大に伴う店舗のクオリティー低下（オペレーション習熟が不完全で結果どうにも小汚い印象が漂ってしまうところが致命的）が最大の問題だと思っておりまして、正直拡大までが早すぎたということに尽きると思います。
どうも最近閉店した店舗が野郎ラーメンなる二郎のパクリインスパイヤ系ラーメン屋に転換中との話。立地的に無理ねーかなー。
吉野家
模索の一年ではなかったかと思いますが、値下げや頭の大盛りメニュー化など、時代のニーズをなんとか掴み取ろうとしているところは好感触です。何故か経済系に批判されている牛すき鍋もいいんじゃないでしょうかねえ。
とにかく牛丼の（あくまで価格帯としての）クオリティー的には一番なんですからそこを守りぬいてほしいものです。
松屋
平常運転。安定感抜群です。ただ最近のメニュー（特に合盛り牛めし的なやつ）はボリューム感に難ありです。
すき家
こちらも平常運転。とにかくトッピング命で色物企画が多いのも含めて平常運転。カレーは前より良くなったと思います。
トッピングしない牛丼が牛丼としてあまり美味しく感じられないのとトッピングがどうにも脂っぽい気がしてしまうのでめったに行きませんが。
なか卯
存在感が足りない…
マクドナルド
ハンバーガーという食べ物は岐路に立たされているのではないかと思うのですよね。セットで利益を出す代わりにセットにした時のハンバーガーそのもののクオリティーはそこそこ確保されている、というのが理想的なんですけれども（つまり、ポテトとドリンクの利益をハンバーガーに費やす）、３００円で満足な牛丼屋と比較されるとどうしても高くなります。かと言って、単品でクオリティーと利益を両立させるにはハンバーガーとしての単価は上がるうえに、おんなじ値段でコンビニ行ったらそれなりに凝った企画のパンが２個買えますしね。
つまり、マックの（メニュー的な）ビジネスモデルは今や崩壊していますね。
これを打開するにはこの中途半端な客単価を完全に転換しなきゃなりませんですね。高単価に色気を出さず低価格勝負をするか、既存の客を切り捨てても高価格路線一本に絞るか（その場合モスとフレッシュネスに勝てなさそうですが）。
まあ多分それは無理なので、スケールメリットを落とさないレベルで規模を落としていくしか無いのではないかと思います。減収減益とはいえ赤字になっているわけでもないのであれば現状を維持するための施策を打ちながら、世の中の趨勢の変化を待つのが得策なんじゃないでしょうかねえ。
ロッテリア
とにかくですよ、変なタワー売ったりとかする精神がおかしい。B級グルメにおいておかしいということは悪いことではありません。良くも悪くも独自路線を見出しつつあるのは牛丼界におけるすき家ポジションということなのかもしれませんね。
モス
今年久々に行ったけど納得のクオリティー。まあこんなものでしょう。
１００円寿司
どこがどうとかいうことではなくて、サーモン祭り、魚以外祭りなので当分行くことはないかな。同じ安い回転寿司でも平禄とか大江戸とかはまあ許す。
てんや
エビが減った。仕方ない。
小諸そば
安定のローテーションメニュー。面白みはないです。店舗による差がでかいのでなんとも評価しづらい。
ゆで太郎
隣に小諸そばあるんですよ会社の近所。ボリュームのゆで、安さの小諸みたいになってますけど、メニューが面白いのはこっち。でもメニュー考える人は昼時の殺人的な状況の店内を想定して作るべきだと思う。
福しん
餃子が１００円じゃなくなっちゃった…
メニューの構成も一新（ただし提供する料理自体は一緒）。コストパフォーマンス的には安定のクオリティーではあります。
ガスト
今年はあんまり行かなかったですね。
バーミヤン
なにげに「料理何品かとお酒（ボトルもあるよ）」でプチ飲み出来るようになっているのでよいですね。特にスゴイ美味しいわけじゃありませんが安定。
ロイホ
禁煙禁煙。吸わない人にとってはとてもいいお店です。値段に比例するクオリティーはあります。ドリンクバーが大変よろしい。
サイゼリア
仕事場が変わってあんまり行く機会がなくなっちゃいました。特段今年なにか変わったということはないのかな。
